第306話 色々、超えてきたな

 小学生の頃、1999年7月に人類は滅亡する予定であった。

『ノストラダムス』の話である。

 世には、したり顔の警告者が溢れ、本当に信じた人もいた。

 そういう人の大半は人生を踏み外したのではないだろうか?

 迷惑な話である。


 そして今日、『2001年宇宙の旅』を観ている。

「21年前か…」

 今は2023年8月である。

 続編でも『2010年』

『モノリス』こそ見つかったが…別に宇宙から飛来したわけでも月から発見されたものでもない。


 僕が子供の頃から『人類滅亡論』は無くならない。

 そりゃ、いずれ滅びるのでしょうけどね。


 使者が墓場から蘇るのか?

 宇宙人が攻めてくるのか?

 ウィルスが蔓延するのか?

 異常気象か?


 知ったことでもないが…僕の足を枕代わりに寝ている猫がアクビをしている、そんな世界なら、もう少し続いていて欲しいと思う。


 日本人にとって8月は平和について考える月だと思う。

 僕の平和は、足元で寝る猫だったりするわけだ。

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