第264話 服って裂けるんだ

「暑くなってきたな…」

 出社前にジャケットを変えようと薄手のジャケットをクローゼットから取り出した。

 サイズが変わった自覚はあった。

 だが…

「ここまでとはね…」

 着てはみたものの、背中がキツイというか、一回り大きくなったというか。

「スーパーベ○ータみたいな感じ?」

 戦闘力を上げたサ○ヤ人のような膨らみ方をしたのかな僕は…。


 戯れにググッと身体に力を込めてみた‼

 バリッ‼

 背中から袖口が破れた…。


「薄手とはいえ…ホントに服って裂けるんだな…」

 漫画のような朝でした。


「俺の第三次成長期はヤワな縫合糸じゃ抑えらねぇぜ…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る