第203話 理不尽に慣れている

 昭和の世代は理不尽に慣れている。

 平成の世代とは大きく違う点だと思っている。

『ドル〇ーガの塔』である。


「どないせいと言うんじゃい…」

 ノーヒントの謎解き。

 プレーヤーの体力ですら勘頼み。


 ある意味、現実的なのである。

 人生においてヒントなんて皆無である。

 まして攻略本など在り得ない。


 仮に偶然アイテムが出現しても、なぜ出現したのか解らないのだ。

 人生に法則などない‼

 ラッキーなだけだ。

 そして拾ったアイテムがマイナス効果であったとしても、ドンマイなのだ。


 昭和の名作ゲームとは理不尽な思い出が歪んで記憶されているだけなのだ。

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