第192話 疲れた

 バイトを辞めることになった。

 シフトもいいかげんで、前日の夕方に暇だから休んでくれという連絡が入る。

 そんなわけで働けない日を有給で埋めていたのだが、5回も連続で休まされると悪意を感じる。

 そんなわけでモメて辞めることにしたのだ。

 どうにも僕は納得できないことは口にするタイプで、大体、辞めるときは円満に辞めたことがない。

 本職じゃないので、どうでもいいという気持ちもあるのだ。


 今日、私物を引きあげて来週、制服をクリーニングして返却して終わりだ。

 元々、貧乏性で休むことが苦手なのだ。

 けど…1か月はバイトを探さず、ゆっくりしようかと思う。

 なんか今はポッカリ穴が開いた感じだ。

「やりたいことなんて無いものなんだな~」

 本当に僕は何かに依存していないと自分すら見失うらしい。

 僕の心は空っぽなんだろうな~。

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