第154話 ソーシャル・ディスタンス
現在、人との距離感が大事な時代なのである…。
レジに並んでいた。
ここで待てシールの上に皆並んでいるわけだ。
当然、僕の後も距離を置いて並んでいるはず……。
腹の具合が悪かったのだ。
いや…日常的に良くはないのが僕の内蔵である。
肛門括約筋の微妙な調整、排出量の調整、静音調整…。
(やるなら今だ‼)
音のない方法で…僕は…そっと目を閉じ…やさしく…放屁した…。
そっと振り返ると……
後にピッタリと、お爺さんが……いた。
「姿は見えずとも気配は感じる…残り香までは消せはしない…それが屁というものだ」
守ろうソーシャルディスタンス‼
みんなの為に、自分の為に‼
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます