第35話 それでいいのか

 都内のホームレスは、比較的に守られた存在だと聞く。

 なんとなくイメージは空き缶拾いとかして日銭を稼いでみたいな感じでいたのだが、どうもそうではないようだ。

 3食は炊き出しで食べられる。

 現金も月に3回ほど、数時間の労働で8000円貰えるのだそうだ。

「24000円の稼ぎか……俺のバイト代程度か……」

 僕の場合、月に8回ほど半日で時給870円……おかしくねぇか?


 労働の内容はホームレスは公園の清掃、数十分から数時間程度…8000円?

 僕の場合は、準備と後始末でタダ働き含め実働4時間で4000円未満‼

 ホームレスは通称『ダンボール手帳』なるものを所持しており、そういう労働を貰えるのだそうだ。

 最低限の生活を守るために都や市が面倒をみているというのが実情で、別に労働が必要ではないのだという。


 なんだろう…この国は低所得納税者は見殺すのに、無収入非納税者には税金を割くのだ。


 もっと声をあげていいと思う。

 真面目に働いている国民はバカだと言われているのだから。

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