うんめい【運命】
①人の力ではどうにもならない、物事のめぐりあわせや人間の身の上。また、それをもたらす力。
②≪動詞の連体形などを受けて、多く「ーにある」の形で≫そのような成り行きになると決まっていること。必然であること。
「運命は信じる?」
「何?急に。私以外に好きな人でもできた?」
「違うってば。ただ俺らは何で結ばれてるのかなーって思っただけ。」
「どうだろ。それなりにあるとは思うけどね。運命ってどちらかと言えば偶然?に近いのかな?それとも必然?」
「さあ。俺らが会ったのは偶然だと思うけど、それが運命というかと言えば、わからねー。」
「え?私たちが会ったのは必然じゃないの?というか人と出会うのは全部必然だと思うけどな。だって、必要な時に必要な人と出会って、別れるんでしょ?全部必然だよ。」
「そうか?それって出会ったことに後から意味付けしているだけなんじゃないのかな。そもそもには意味がないだろ。俺が生まれたことも、凪が生まれたことも。多分俺らが元からいなくても、地球は回ってるはずだよ。」
「やめてよそういうの。生きても意味ないみたいな。」
「結局そうだろ。ただ死ぬ勇気がないから生きているってだけで。」
「馬鹿だね、蒼ちゃんは。生きるのが楽しいから生きているんだよ。それで?結局運命って何?」
「人間が作った、人生への言い訳。」
「現実的だね。もっとロマンチックに生きなきゃ。」
「いいだろ、別に。」
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