最弱な奴が実は最強?
レン
最弱な男
みんなは『超能力』が欲しいと思った時はない?例えば「瞬間移動できる能力」とか「空を飛べる能力」とかいっぱい欲しい能力が頭に浮かんでくる。
そんな能力が欲しいと願っている人にとって打って付けな世界がこの世界である。
世界に存在する大半の人が能力を持ち平和な日々を暮らしている世界・・・。もちろん無能力者は少なからず存在する。
その能力を使って人助けをしたりなどしている人を少なからずいる。
だけど善がいるなら悪もいる。必ずしも能力を持っている人が全て善人というわけではない。能力を悪用し犯罪を起こす人たちも存在する。
そんな世界に生まれた俺は今日も学校に向かうため道を一人で歩いていた。
俺が通う学校はいわゆる超能力者を育て上げ将来は世界のために貢献できる人材を育てる機関である。
もちろん学生でも現場に赴き事件解決に参加したりするので多少の給料は支払われたりするからその学校に通うことに不安を感じる人はほぼいない。
気ままに歩いていたそんな時だった。後ろから衝撃が来た。
「いてぇ!?何があった!?」
急いで後ろを振り向くとそこには同じクラスの奴である佐々木 煌(ささき こう)が立っていた。
「なんだお前かよ。」
怪訝そうにしながら顔を睨んでいると煌は少し怒った様子で叫んだ。
「何だとはなんだ!悲しそうにしてたから話しかけたのに!」
ちなみにこいつも能力者である。こいつの能力は「熱を溜め解き放つ能力」である。
聞いただけでは弱そうに見えるが煌は能力の使い方が他の人より群を抜いている。そのためこいつは俺が通う学校で最強クラスの人として名が上がっている。
例えば体内にある熱を身体中に循環し運動能力の向上やその溜めた熱を体外に出し体を熱の膜で覆うということもできる。熱の膜の温度は数千万℃に及ぶらしい。
煌の能力は単純かつ最強なのだ。
「それでなんのようだ?」
「用がないと話しかけてダメなの?」
「ダメだ!!!!」
「ひでぇ~。せっかく話しかけたのに」
「お前といると無能力者の俺が一際目立つの!」
何を隠そう俺は能力の才能がないのだ!最弱ということに関しては自信がある。
なのになぜ超能力者を育てるための学校に通えているのかだって?
時の流れに身を任せたら入れた!とどのつまり自分でもわからん。
などと朝から煌と二人でいろんな話をして学校に向かうのであった・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます