わたしの日記が、お父さんに読まれてます
@michiseason
プロローグ わたしは、日記を書いている
わたしは、今年の4月で高校2年生になった。この高校に入学してから、学校の課題として毎日日記を書いている。
日記を書き始めて、丸一年がたった。
それから、毎晩わたしのお父さんがこの日記を読んでいることを、わたしは知っている。なぜなら、わざとお父さんが読めるように机に開いて置いているのは、わたし自身だから。
初めは、偶然机に日記を置いたまま眠ってしまったことが始まり。その次の日のお父さんの態度が……、変だった。明らかに、いつもより変だった。
お父さんは、日記に書かれた内容について“気にしている”ようだ。
そうだ! お父さんに言いにくいことを、これから日記に書いてみては? 直接親と、特に父親と話をするのは正直ウザイ。
学校のこと、友だちのこと、家族のこと、恋愛のことまでは知られたくはないが、ほのめかすぐらいが丁度良いかもしれない。
自分の考えがあまりにグッドアイデアだと思い、これまで毎日日記を書いてきた。こうして、1年も経った。
さて、新しい学年の新しい日記には何を書こうかな。
わたしは、高1の時の担任“正田先生”が好き。なのだろうか? まだ、わからない。
第51日目「新しいクラスの担任は、同じ正田先生」
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