14.中節
━─━─ № 14-35 (1,986) ─━─━
〖ありき〗(名詞)
【
〈それが現在既にあること〉の意。
原語は〔
飽くまで〈すでにある〉の意であり〈勘案条件として予定して〉〈他の事柄の結果を待って〉等ではないが、しばしばそのように誤用されるため、それが起こりにくい熟字訓を提案するもの。
なお字義的に〔既〕は語の末尾に置くものではなく、通常の熟語としては成り立たない表記であることに注意。
━─━─ № 14-37 (1,988) ─━─━
〖しょっちゅう〗(副詞)
【
〈始終〉の意。
転じて〈よくあること〉の意。
〔
━─━─ № 14-39 (1,990) ─━─━
〖まさか〗(副詞的感嘆詞)
【
〈予期しない事態〉〈よもや〉の意。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈完全に反対〉の意となる。
〝丁度そう読めるからこれに違いない〟との勘違いが広まったものと思われる。
━─━─ № 14-41 (1,992) ─━─━
〖いと〗〖いっとう〗〖いとも〗(副詞)
【
〈程度を
古語〔いと〕に相当。
【
〈これ以上ないほど程度を
━─━─ № 14-43 (1,994) ─━─━
〖しゃあしゃあと〗(副詞)
【
〈水などをよく振りかけるさま〉〈
━─━─ № 14-45 (1,996) ─━─━
〖いんぱくようこん〗⛏(名詞)
【
〈
〔魂〕は〈精神を支える気〉、〔魄〕は〈肉体を支える気〉の意であり、いずれも〝精気〟で、この二つの精気が合わさって〝生〟が存在すると
〝
なお〔魄〕は〈身体の設計図〉もまた意味するため、「⦅
━─━─ № 14-47 (1,998) ─━─━
〖すさはぜる〗⛏(ザ下一段動詞)
【
〈すさまじい勢いで爆裂する〉の意。
━─━─ № 14-49 (2,000) ─━─━
〖ひといちばい〗(副詞的名詞)
【
〈人と同一の分量〉の意。
直後に「よく、多く、たくさん」等を伴うなどする事でよえやく〈人より倍の分量〉の意になるが、この語自体は飽くまで〈
他の
━─━─ № 14-51 (2,002) ─━─━
〖しきたり〗(名詞)
【
〈慣例〉〈昔からのならわし〉の意。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈今までに
当該語はどちらかと言うと〈従わせられてきた〉ものを指す。
━─━─ № 14-53 (2,004) ─━─━
〖とうとい〗〖たっとい〗(形容詞)
【
〈神のように特別扱いすべき存在である〉〈ありがたい〉の意。
【
〈値段や価値が高い〉〈偉い〉の意。
☞ 組成は〔
━─━─ № 14-55 (2,006) ─━─━
〖きょうかん〗(サ変名詞)
【
〈他者の感覚や感情が
━─━─ № 14-57 (2,008) ─━─━
〖きょうかんせい〗(名詞)
【
〈共感の内容を我が物として甘受してしまう感覚〉の意。
転じて〈他者感応にもとづく社会性〉の意。
━─━─ № 14-59 (2,010) ─━─━
〖きょうかんせいけつぼうしょうこうぐん〗⛏(名詞)
【
〈共感性の欠如によって生じる一連のパーソナリティ障害〉の意。
なお共感性が欠如するからと言って共感が不能であるわけではなく、むしろ自身の気持ちに邪魔されずに
一般に〝
なお、共感性欠如のほとんどは
━─━─ № 14-61 (2,012) ─━─━
〖あつかましい〗(形容詞)
【
〈行動や態度に慎みがない〉〈ずうずうしく遠慮がない〉の意。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈
〝
━─━─ № 14-63 (2,014) ─━─━
〖ろくでもない〗(形容詞)
【
〈
組成として「
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈役立たずでもない〉〈捨てたものではない〉のような意となる。
━─━─ № 14-65 (2,016) ─━─━
〖たまげる〗(ガ下一段動詞)
【
〈心地をなくす〉〈非常に驚く〉の意。
━─━─ № 14-67 (2,018) ─━─━
〖ひよる〗(ラ五段動詞)
【
〈よわよわしくある〉〈ひるむ〉〈怖じ気づく〉の意。
この字を当てることにより多方面ですんなり通る効果が認められるため、この表記を採用することとする。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈晴れて良い天気である〉のような意となる。
〈天気の様子をうかがうこと〉転じて〈態度を積極的に決定せず形勢にまかせること〉の意の〔
━─━─ № 14-69 (2,020) ─━─━
〖てんとう〗(名詞)
【
〈さかさまにすること〉の意。
転じて〈真実に反する見解をもつこと〉の意。
【
〈転んで倒れる〉の意。[
━─━─ № 14-71 (2,022) ─━─━
〖ゆさぶる〗〖ゆすぶる〗(ラ五段動詞)
【
〈振動や衝撃を与えて弱らせる〉の意。
【
ほぼ同義であるが、〔振〕は単に〈振幅する〉である一方、〔掉〕は〈振れるように動かす〉の意であってより
━─━─ № 14-73 (2,024) ─━─━
〖だて〗(名詞)
【
〈かっこいいところを見せようしている様子〉の意。
原語は〔
【
[
なお〔婲{⿰女花}〕は国字である。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈統治者へ達すること〉のような意となる。
〔伊〕は〈統治者〉の意。
「
━─━─ № 14-75 (2,026) ─━─━
〖ぐらつく〗(カ五段動詞)
【
〈しっかりしておらず不安定で揺れ動く〉の意。
━─━─ № 14-77 (2,028) ─━─━
〖けむにまく〗〖けむりにまく〗(カ五段動詞)
【
〈煙に包む〉〈目
転じて〈言葉を燃やして
なお慣例的に{
━─━─ № 14-79 (2,030) ─━─━
〖からきし〗〖からきり〗(副詞)
【
〈まるっきり〉〈その
━─━─ № 14-81 (2,032) ─━─━
〖のらりくらり〗(副詞)
【
〈柔らかくてぬるぬる滑るさま〉の意。
転じて〈とらえどころのないさま〉の意。
━─━─ № 14-83 (2,034) ─━─━
〖れっきと〗〖れきと〗(副詞)
【
〈はっきりとしているさま〉〈確かなさま〉の意。
なお、この意味を持つようになったのはおそらく「歴史」という語の影響で、〔歴〕自体は字義として〈次々にめぐり歩く〉の意しか持たない。
━─━─ № 14-85 (2,036) ─━─━
〖いわんや〗(副詞)
【
〈ましてや〉〈言うに及ばず〉の意。
組成は〔
━─━─ № 14-87 (2,038) ─━─━
〖へちゃむくれ〗(副詞)
【
〈役立たず〉の意。
転じて〈意気地なし〉の意。
[
[
役に立てれない物すぎる言葉。
なお〈ひどく
━─━─ № 14-89 (2,040) ─━─━
〖うてな〗(名詞)
【
〈
〈圧倒されるような高台〉の意の〔
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます