異世界でさえ

我が家は空手一家。

華の女子高生たる私は、筋肉至上主義の周囲に嫌気がさし、異世界に旅立った。

そこは科学の世界だった。

労働は全てロボットが担い、家事も全自動。

皆移動型カプセルに乗って通学通勤する。

「なんて素晴らしい上腕二頭筋、国宝級の筋肉だ!」

異世界くらい夢を見させてくれ。

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