140字で覗く不思議な世界

雪菜冷

手料理

今日は彼女が初めての手料理を振る舞ってくれる。

ウキウキしながら彼女の家に入ると、後頭部に強烈な衝撃を受けて気を失った。

目が覚めると、鉄臭い臭いが鼻をつく。


「あら、起きちゃった?まだ途中だったのに。貴方の肝臓のソテー、食べてみる?」


どうやら俺は食べられる側だったようだ。

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