魔法書

「ごめんね。重かったよね?」

 「大丈夫です。それはそうと、そろそろ帰ってくれませんか?」


 リーシャは彼女、リラにここから帰るようにお願いする。


 「そうね。帰るにも皆が集まってないのよ。だからお姉ちゃんと話をしよう」

 「わかりました。最初に貴女の名前とその強さについて教えてくれますか?」


 リーシャはリラに対し、強さの秘密を聞く。そんなリラに苦しく笑う。


 「私はリラだよ。気楽にお姉ちゃん呼んでね。リーシャちゃんは、負けた人間にそれ聞くの?」

 「わかりました。リラさん手抜きして、戦ってましたよね?」

 「リラさんじゃないよね?お姉ちゃんだよ!。わかるかな?お姉ちゃん!!」


 リラはリーシャに、お姉ちゃんと強引に呼ばせる。


 「お姉ちゃん……強さの秘密教えてくれますか?」

 「照れて可愛いわね。ふふっ。約束守るお姉ちゃんは、リーシャちゃんに教えてあげましょ」

 「よろしくお願いします。おっ……お姉ちゃん」

 

 照れるリーシャに、リラは抱き付く。

 

 「リーシャちゃんは、可愛い。強くなるために頑張ってることは、学び経験する。 」


 リラは、強くなるためにアドバイスを伝授する。


 「学びについては、文字や字を書いたりとか、そのために必要なのは、魔法書(グリモワール)と呼ばれる本だね。何冊かあげるから、勉強してね」


 リラは、5つの魔法書を取り出し、そしてリーシャに持たせる。


 「これでは、じゃあ私達は帰ろう。それから、リリィという女の子いるんだけど、その子は残すことにするわ」


 お姉さんであるリラは、仲間が来たのを察知する。そして私の前から消える。私は皆の元へ、走っていった。気になる怪我(けが)人数は25人が怪我していた。幸いなことに、重症者や命の危険はなかった。が街は再復興しないと、ならないレベルだった。


 「皆さん、おはようございます」

 「リーシャ、おはよう。良く寝れたか?」

 「はい、たくさん寝かせて頂きました。ありがとうございます」


 向日葵に挨拶した後、幼女が抱き付く。


 「おねぇちゃん。おはようございます。お爺ちゃんが呼んでるの。きて」

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