第10話 事件のあらまし(R指定)

 バーの二階は休憩室となっているがなぜかベッドが置いてある。


「乱暴っ、相当ストレス溜まってるわねっ……シバっ!!!」



 部屋に入ってすぐに李仁をベッドにうつ伏せに押し倒しシバは酔いに任せて後ろから襲う。


 抵抗はあったが女以上に色っぽく、反応の良いリヒトを気に入り、好んでいる。

 かと言って他の男には興味はない。他の女と同じく自分の性欲の吐口の一つだが、それ以上の関係ともなっている。


 今李仁の右耳の軟骨に付いているサファイアのピアスはシバが開けたものである。


 他の男にも抱かれているであろう、他にも無数のピアスやピアス痕を見てシバもピアッサーで開けたのだ。


 激しくシバは自分のを打ち付けると李仁は異常に興奮してもっと求める。

 それを見てシバはもっと興奮するのであった。



 2回ほど欲情した後、シバは隣室のシャワーを浴びて服を着る。リヒトはシバの吐き捨てられた性欲に浸りながら横たわる。


「もう帰るの? 彼女さんのところに戻って同じようにセックスするの?」

「……起きてたらな。まぁあっちも仕事大変だから朝起きてからするかもな」

「寝込みで襲えばいいじゃない。そうすればスッキリ寝られるわよ」

「もともと寝るのは好きじゃない。てかそろそろ帰らんとまずいしな」


 と言っても彼女と同棲ではなくて自分の荷物を置いているだけに近い。


「そういうお前こそ家に帰らんとまずいんじゃないか? 資産家の画家さんがお前のためにマンションの一室買ってくれたんだろ」

「……今喧嘩中」

「あらま。なんでだ」


 李仁はようやく起き上がってシャワー室に向かう。


「先週、部屋で乱行パーティ開いたのバレてね、ふふ」

「はぁ……」

「男たちに犯されてる最中に入ってこられて修羅場だったから」

「はぁ……じゃあもう帰るわ」


 すると李仁がシバに抱きつく。全裸のままである。


「……だから久しぶりだったの。もうずっと欲しかった」

 シバはため息ついた。


「分かったよ、ここに泊まれということか」

「ものわかりのいい人……シャワー浴びてくる」

 シバはシャワー室向かうリヒトの腕を掴んだ。


「その前にもう一回……」

「そうきましたか、さすがね」

 と濃厚にキスをする2人だった。



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