20 学院の復興へ
「ピリポさん、大丈夫ですか。」
「ええ、もちろん。完璧です。」
「そのようですね。」
生徒、教師が終わったムードをしている。ここで変にピリついてたら、不審がれ、泳がした意味がなくなるだろう。
「はー。全く面倒なことに巻き込まれたことだ。」
「でも、ロベルさんが何とかしてくれたじゃないですか。」
「それは今回の話じゃないですか。今後は対応できないかもしれないんだから。」
「そんな時なんて来ますか。」
「病気とかになったらあり得ると思いますよ。まあ、病気になる気はさらさらないですけどね。」
「なら、大丈夫じゃないですか。」
「そうだな。」
□□□□□□
今回の事件での被害により一部の施設が使えなくなった。
今回、魔法訓練場も被害を受けたが俺と勇者が活躍したことから優先的に直してもらった。
のはいいのだが
「もう50人くらい弟子にしてほしいって言われてるんだけど。」
「何とかして断ってきなさい。」
「はぁ。無理がありますよ。断りに行くために弟子にしてほしい人って言ってくる人が増えるんだから。」
「それでも。」
「分かったよ。行ってくる。」
〜〜〜〜〜
「50が90になった。」
「逆によくそんな覚えられるね。」
「そんなことよりどうしたらいいんだよ。」
「もう、いいわよ。受け入れるしかないから。」
「た、助かった。」
□□□□□□
そして、今の現状
「想像以上にいるわね。何人いるの。」
「150人くらいだったかな。」
「全くどうなっているのかしら。」
「一部、魔法使いの加護を持ってないやつとかもいるからな。」
「そりゃ、こうなるわね。」
〜〜〜〜〜
「遅れましたって。やっぱすごいことになってますね。」
「ああ、流石にこれは疲れるよ。デココさん。」
「それを疲れるだけで済んでるだけで十分おかしいですよ。」
「ロベルさんの一番おかしいのはどう考えても記憶力よ。そんなんだから、あの時の魔法を全て的確に使ってたのよ。」
「私、その時は逃げてたので。だから、あんなことが起きても対抗できるように強くしてください。」
「なら、あっちでやってきなさい。」
「何でですか。私、あの人たちより先に弟子になったんですよ。」
「デココさんはあっちの方が向いてると思いますよ。」
「ロベルさんまで。もういいです。」
「あの子、行ったわね。」
「そうだな。どうする気だろう。」
「さあ、時間が経ったら戻ってくるんじゃない?」
「そうかもなっ。」
「どうしました。」
想定より早く来やがったな魔族。
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