06 2級魔人と初めての仲間に

半年たった。この間に6級魔人と4級魔人を倒した。4級魔人は魔眼を持っていて、効果は透視をするという効果だった。


 そして今日も魔人にあった。


「あっぶね。止まらなきゃ当たるところだった。」


 そう、魔法が飛んできたのだ。また魔人かな。魔人って遠くから魔法で狙ってくるのが好きなのかな。

 まあ。強い魔人なら、強めの攻撃でも死なないことが多いから、魔眼を使わせる機会を多くできるから戦おう。


「こっちに来るか。なら戦ってやろうじゃないか、2級魔人の名にかけて。」


 うわ。複合魔法が気づかなかったら必ず当たってしまう場所を狙って飛んできているな。魔眼による効果だろうか。


 見えた。じゃあ鑑定のスキルをって、あぶねえ、3つ混ぜてやがる。


 半年前、魔法をどれだけ合わせられるかの実験をした時、系統魔法の下位だけで全てを合わせることができた。

 しかも、〈魔力障壁〉と合わせたら、○ウォールみたいな感じになった。


 流石に〈結界〉は3つも混ぜられたら俺のやつの強度では壊れる可能性が高い。

 となるとこちらから攻撃した方がいいな。だから、〈闇火水風土弾〉の魔力を少し入れないくらいでいいかな。


 そう、この魔法を選択したのには理由がある。これも半年前の話だが、この時は○球で試していたときで、系統魔法の6つを全て合わせると5つのときより爆大に威力が上がったからだ。

 しかも、光と闇を合わせるだけでもかなり威力が上がることも確認できた。


 じゃあ打とうかな。


「申し訳ありませんでしたー。」


「えっ。どゆこと。」


わたくしの魔眼、予知眼というのですが。それを使っていたら、わたくしよりも多く合わせた複合魔法でやられる未来が見えたので。」


 あー。確かにね、5つも合わせようとしている時点で勝てないと思うよね。


「まあ、俺も戦闘狂じゃないから別に許すけど。でもなー。お前が今後人間を襲わないとも限らないし。」

「そうだ!仲間になろうよ。その代わり、人を襲うようなことをしたら絶対に殺すからな。」


「はっはい。」


「じゃあ、帰ろうかな。」


「そうですね。夜遅いですし。」



〜〜〜〜〜



「そういえば、小さくなることできない?」


「できますよ。ほら。」


 おお、思った以上に小さくなったな。かぐや姫くらい(三寸くらい)?


「そういえば、なんでこんな時間に出ているんですか。」


「ああ、それね。夜なら他の人に会うことがないんじゃないか。て、思ったからだよ。」

「そういえば、君って何級魔人?」


「2級魔人ですよ。あと、どのくらいで着くんですか。」


「んー。どれだけスピード上げられるかで変わってくるけど。この速度なら30分くらいかな。」


「これでも十分速いと思いますけど。」


「そうかな?これの2倍くらいの速度に出来るから遅い気がするんだよな。」


「本当、魔力どんだけあるんだよ。」


「んー。君の2倍くらいかな。実際はどうか知らないけど。」

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