声が枯れても……。
今度はですね、土曜日の出来事を話そうかなぁと思います。
土曜日はね、ラジオ聞いているわけですよ。局とか番組は言いませんけど、あるDJが話してたんですよ。いつも聞きやすくて、楽しいラジオを届けてくださる方です。
そのDJは、12時から18時までやるんですよ。結構長い。
でも、いつもは大体難なくやってます。いや、難があったらもはやDJとしてヤバいですけども(笑)
で、その日はね、普通通り気持ち良いラジオを提供してくれていました。
ですが……4時台に入って、急に声が枯れてきたんですよ。鼻炎と言ってましたかね。それでもういつものはきはきした声が、一気におじいちゃんのようにガラガラのしぼんだ声になってしまいました。
普通なら、それでちょっとヤバいかも知れんっていって途中で放送を終了する方もいると思うんですよ。
いや、知りませんよ? 多少枯れてもやるのかもしれません。
でも、そのDJはもう枯れ過ぎてました……。
――それでも、そのDJは放送を続けました。
おじいちゃんみたいなガラガラ声でも企画やって、メッセージ読んで、最後までやり遂げたんです。
職業で言うと、これは普通なのかもしれませんけども、それでも僕はちょっと感激しちゃいました。
よくやったな、○○○(DJの名前)って。
こういう大人になりたいですね、ほんとに。
で、来週、彼が普段通りの声でやっていたら、ねぎらいの言葉をメッセージで送ってあげようと思ったのでした。
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