人一人の葬儀でもめるのはどう?

 今日の早朝、エリザベス2世イギリス女王が崩御しました。享年96歳でした。開かれた王室を目指し、国民に愛され続けた一生でした。

 イギリスではもちろん、世界各国でその死を嘆かれています。日本でも英国大使館の前に献花が絶えません。

 エリザベス女王死去の日にはイギリスの空に大きな大きな虹がかかったのだそうです。天からのお迎え。天からも愛されていたのでしょうね。


 さて、そんなエリザベス女王ですが、恐らく国葬が英国内で執り行われると思います。女王死去2日前に任命された英新首相・トラス氏を中心に。トラス氏は思いがけない就任からいきなりの重大な任務です。


 さて、同じ国葬ですが、7月8日、無残な死を遂げた安倍晋三元首相も国葬が決まっています。

 ですが、最近どうでしょうか。

「国葬に対する説明が不十分」

「予算が高すぎる」

「旧統一教会」

「国葬反対」

「国葬出席辞退」

「もう国葬やめて」

 などなどと、国葬をすることに対する議論がすごいです。

 これってどうなのかなって正直思います。


 そもそも、国葬というのは内閣が決めたことであります。妻の安倍昭恵さんはそもそも国葬しようなんて言ってませんし、遺族の間ではやめようとの声も上がっているそうです。

 これ、どうなんですか。

 当然、安倍元首相の功績は多く、評価されるべきです。

 ですが、そもそも遺族が国葬どうかなって言ってるのに、政府が“強行する”これはどうですか。

 てか、仮に国葬しますってなってもここまでもめるのでは、あんま揉めないで欲しいです。揉めるぐらいのことならやめてしまえばいい。それでもやろうなら政府党合同葬にしたらいい。


 安倍元首相は元首相で最大派閥の会長で、とある前にまずは人なんですよ? 人一人の葬儀でここまでもめるのは、天の本人からしても望むものではないでしょう。

 そういう基本の道徳をもっと考えてほしいなぁと思いました。


 さすがに愛されるエリザベス女王の国葬はあんま揉めないと思いますが、それでも日本と同じことをしてほしくないです。

 安倍さんもエリザベス女王も、安らかに見送られてほしいな……。

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