第18話再発
精神を病んだ私は結婚する事になった。理由は妻じゃないと諸手続きに支障があるからだった。入院するにも何をするにも妻じゃないとできなかったのだ。統合失調症の治療は苦しかった。そんな時また突発性難聴を再発した。高気圧酸素治療のできる病院に入院した。そこには市場の関係者も出入りしていた。
「あいつ殺してやりてい。」
やくざだ市場関係にはつきものだ。
「またか。」
ステロイド治療は精神も病む統合失調症は悪化した。そして治療中に断念せざるを得なかった。ステロイド治療もピークを越していたので退院できた。しかし働くどころの騒ぎではなくなっていた。テレビでは知り合いがぼこぼこになり入院している姿が映されているように見えたり、スマップの中居君が小指に包帯を巻いているのが気になったり。
全てが敵に見えていた。その症状を癒すのは時間しかなかった。
時がたち今となればおかしかったと思える事も当時は本気で悩んでいた。スパイ衛星から何らかの周波数で耳を聞こえなくされてるとか、幻聴を聞かせてるのかとか思って居た。
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