父は妹を連れて、どこかに行きました。

 正直、父には興味がないですし、どうでもいいです。

 妹は傷つけていけないようなので、近くにいない方がお互いの為でしょう。

 わたしは妹がとても好きでしたので、傷つけないよう我慢するのも限界でしたから。



 こうして、わたしを見張る人間はいなくなりました。

 心が躍りました。

 それはそうでしょう。

 生き物を傷つける事を、我慢しなくて良くなったのですから。


 その対象が人間に移るのに、さほど時間はかかりませんでした。


 最初は、小学校の同級生でした。

 仲の良かった男子と、生意気な女子。

 そして、先生。



 精神異常という事で、何度も病院に入れられました。

 でも、無意味です。

 だってわたしにとっては、これが正常なんですから。

 



 ええ、全くの無意味なんですよ。

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