第28話
「何だよ?まだ何かあるのか?」
「わ、妾を弟子にして欲しいのじゃ!」
…何いってだコイツ!?(ん抜き言葉)
「弟子…弟子…?何で?」
「その…妾、すごく弱いのじゃ、魔族では弱いと馬鹿にされるのじゃ…だから強くなりたいのじゃ!」
「じゃあ訓練でもして強くなれよ…」
「強くなるには強い人に教わるのが良いってパパも言ってたのじゃ!」
「じゃあ、おめーの父さんは強かったのか?」
「前魔王で元魔界最強なのじゃ。」
うーん説得力抜群。
「どうしても弟子になりたいのか?じゃあ部下に人間に干渉しないことを伝える方法を考えろ。」
「リリス、伝えといて欲しいのじゃ。」
「あ、はい。」
一瞬で解決された…
…コイツを預けられる学校ギルマスに探して貰うか
ーーー
「ギルマスちょっと良いか?」
「なんだい?」
「魔法とかを学べる学校ってあったりする?」
「魔導国に魔法学院があるけど…」
「そーゆーとこに行きたいだけど、どうしたら良いかな?」
「うーん、転入試験に合格するしかないかなぁ…」
「あー、なるほど頑張るわ。」
ズルはできなさそうか…
ーーー
「てな訳で魔法学院に入学することになった。」
「え、私達も入学するんスか?」
「いや、アイツが師匠が一緒じゃないと嫌だってうるさくてな…」
「えー!面倒くさいッス!」
「いや、別行動になるだけで別に魔法学院には入学しなくて良いぞ?」
「うっ…それは嫌ッスね…」
「じゃあ一緒に魔法学院に入学しようぜ?」
「うーん、青春を取り戻すと思えば有りッスね。」
「だろぉ?」
よーし!魔王と一緒に魔法の練習するぞ!
ーーー
「うわ~ん!やっぱり妾は才能がないのじゃ〜!」
「頼むから泣き止んでくれアリス…」
ちなみにアリスは魔王の名前、さっき知った。
「うっ…ぐすっ…師匠は悪くないのじゃ…悪いのは妾なのじゃ…」
ロリを泣かせた罪悪感やべぇな、俺は悪く無いのにすっごい申し訳ねぇぞ…
「い、一応俺が魔法教えてやるから、な?」
「うぐぅ…さっき魔法を知ったのに一瞬で追い越されたのじゃ…屈辱なのじゃぁ…」
それはしょうがないだルルォ!?
あー、クソ、俺たちはともかくアリスをどうやって試験に合格させよう…
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