第20話
闘技大会の予選が終わり、最初の戦いは…
一撃で終わった。
タフな獣人を一撃で伸した少年はその後の戦いも
一撃で終わらせていく。
今年は少年の一人勝ちかと思われたが、一撃で試合を終わらせているのがもう一人。
奇しくも同じ種族であり同年代、観客達はこの二人に熱を上げ、二人の相手はもはや認識されているか怪しいところだった。
そう、全ての試合はすでに力量の未知数な二人が戦う為の前座と化していたのだ!
ーーー
結局俺と茜の一騎打ちじゃねーか!
ここまで全員腹パンで一撃だよ!
茜も全員一撃だし結局こうなんのかよ!
いや、確かに決勝で戦うと言えばそれっぽいけど
ここまで全員一撃だからね!?
ーーー
苦戦したけど勝った、あとここの住人弱すぎだろ。
茜、満足出来たかなぁ…?
…よし、後で闘技大会に出てるエルフに会わせてやろう。
ちょうどエルフも闘技大会に参戦してるしな!
ん?まだ何かあるの?
え?最強の剣闘士との戦い?
これは…期待できるやつか…?
ーーー
だめだった、多少耐えたけど余裕でボコれたわ
あとエルフだよエルフ。
エルフに話聞かないと。
できればエルフの里とかも教えて欲しいな。
そしたら茜も楽しめるだろうしな!
ーーー
「いやー、アカネさんとアイダさん、知り合いだったんだ!」
「おう、闘技大会にも一緒に参加したぞ。」
「へー、ってことはアカネさんとは仲良しなんだ」
「そうッスよ!私と先輩は仲良しなんスところで
エルフってどんな生活してるんスか?」
「え?うーん、基本は狩猟とか採取とかだけど…
もしかしてアカネさんってエルフに興味ある?」
「ハイッ!めっちゃ興味あるッス!」
「…じゃあ私の故郷に来る?」
「えっ、そんな軽いノリで誘って良いのか…?」
「そうッスよ!そんな軽いもんなんスか?」
「いやー、えっと…あ!君たちを気に入ったからだよ!普通はこんな事言わないよ!」
「えーっ!良いんスか!やったッス先輩!」
「おう、良かったな、茜。」
ーーー
よし!エルフの選手と喋れた!
お陰で茜も楽しそうにしてたし…
それにエルフの里にも招待された!
…えっ、そんな簡単に招待しちゃって良いの!?
まぁ、里については…まぁ、運が良かったんだろ!
多分…
まぁ、きっと茜は楽しめるだろうしな!
ーーー
「アイダさん!あのドラゴン何とかしてよぉ!」
うーん、どうしてこうなった…
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