第64話 忍び寄る死神の鎌

アリア「床闇ノ魂」


自身の闇の力を高める、神の力を宿していながら、更に闇の力を高めることができるのは最早正気の沙汰ではないからだろう。


レプリカ「くくく、僕達の復讐は止まらない、止めたければ、君達の想い、力、そして覚悟を見せてよ!」


クロス「言われなくても!」


フローズ「そうするわよ!」


そう言って再び2人は力を合わせて技を出す。


クロス.フローズ「ソウルペネトレイト!」


紅き力を合わせて一筋の光に変え、アリアに当てる、そして、


ドゴォォォォォォン!!!!


大きな大爆発を起こす


しかし


クロス「!?」


フローズ「!?」


アリア「くくく、今のは効きましたよ?」


ダメージは負っているが致命的なものではない


クロス(しかもカタコトではなくなっている、まだ時間がかかると踏んでいたが、もう適合しやがった!)


状況はいよいよ持って絶望的になる、しかし、確実に負けるわけではない、彼らは持てる全てを掛けて、挑む


シルフィ「闇武装!」


クロス.フローズ「英雄武装!」


更なる進化を遂げ、武装の形はそのままだが、力は遥かに上がり、あの時とは比べ物にならない程強くなった。


更に


セシル「ヒーリング!」


セシルのヒーリングは傷だけでなく、使った魔力も回復する、アリアとレプリカが合体する時に使った全力の攻撃で魔力も3分の1減っていた分が回復する


アリア「小癪な.....先に君から殺すか」


そう言って高速でセシルのところに行く


ミク「翔光裂波!」


剣を黄色い光に染めて数多の斬撃を繰り出す


レプリカ「チッ」バッ


セシルに向かうのをやめ斬撃を躱す

光の速度に近い斬撃を繰り出しているのにそれを最も容易く躱す


シルフィ「シャドーマイン!」


自身の足元に大きな影を作り隠れる、そしてアリア(レプリカ)が交わし終えた瞬間にアリア(レプリカ)のところに影を出し黒き雷を繰り出す


アリア「くっ.......」バチバチ


シルフィ(これでも、あの程度ですか!?)


だが、


レプリカ「ああ!」ゴフッ


グエン「!?しめた!」


クロス「どうやら、まだ完全には馴染んでないみたいだな、主導権も交互になっているみたいだし、これなら勝ち目も少し増えてきた。」


この隙を逃さず攻める


..........しかし


アリア「舐めるなぁ!!!」バチン!


動きを封じていた雷を破壊し、アリアが主導権を握る


アリア「深淵の波動!」


シルフィ「!?」


アリア「小賢しい真似ばかりして!お前から死ね!」


黒き球が、シルフィの前に現れ爆発する

それは天に届くかの如く高く上がり周りにはそれの波動がいくつも飛び出した


シルフィ「ガハァ!!」


グエン「シルフィ!?」


フローズ「チッ!セシル!シルフィに回復を!!」


セシル「はい!」


致命的なダメージではないが、大怪我を負っている、まだ戦えるが、これだと足手まといになるだろう、それを防ぐべく、セシルが急いで向かう


アリア「小賢しい蝿がぁ!」バッ


ミク「シャイニングブレイド!」


アリアが向かおうとする瞬間に剣聖の最終奥義が炸裂する


光の斬撃が目にも止まらぬ速さで動き、トドメにミクが光の玉を作りアリアに当て爆発する


アリア「ガァァァァァ!!!」


攻撃するたびに止められもどかしさがつもり発狂する


そして


セシル「エクスタシー!」


シルフィの回復が終わり賢者の最終奥義が炸裂する


杖を天に掲げて大きく振り下ろす、その瞬間アリアの後ろに魔法陣が現れ、後ろから巨大な黒い雷を纏った球が現れ直撃する


シルフィ「ミッドナイト•デストロイ!」


世界を影の世界に変え、少しの間動きを止める、その隙を狙い、セシルに回復してもらった時に少しもらった光の力を増幅させ、斬る


メミル「破天雷荒!」


聖女の最終奥義が炸裂する


青と黄色の雷がアリアの周り現れそして

ドゴォォォォォォン!


巨大な雷が空から降り注ぐ


アリア「..........小賢しい蠅どもが.......」


剣聖、聖女、賢者、四天王の最高の奥義を直撃してもなお、平然と空に浮いているアリア


アリア「滅びの宴」


ドン!


ミク「ガハァ」ドサ


セシル「グフッ」ドサ


メミル「クッ.....!」ドサ


アリア「精神統一」


アリアは手を動かし、ミク達を狙って攻撃した、それは血のような光が見えたかと思うと一瞬のうちにミク、セシル、メミルを倒した


メミル「ミク!セシル!メミル!」


クロス「クソ、なんだよ今の!」


フローズ「少ししか見えなかったけど、あんなのどうやって躱せと!?」


グエン「クソが、一気に3人も!」


更に精神を統一したことにより、更に体が安定し、力が増す


シルフィ「ヴォーテクス!」


黒き雷鳴を起こし、直撃させ、大爆発を起こす。


アリア「神殺しの咆哮」


ガァァァァァ!!!!!


シルフィ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」


シルフィにしか聞こえない音が流れ、シルフィは狂ったかのように叫びながら倒れた


グエン「シルフィー!!」


クロス「嘘だろ?」


フローズ「あのシルフィが一瞬で」


アリア「ジェノサイドアイズ」


目を紅く染め、アリアの邪気が更に高まる


クロス「やるしかねぇ!」


フローズ「フォースシールド!」


3人の全身に蒼き鎧のような物が現れ、消えた


フローズ「ワイドガード!」


更に翠の鎧のような物も現れ、消えた


アリア(防御力を上げたか.........無駄な事を)


クロス「アタックスタンス!」


紅き炎が3人に重なり全員の攻撃力を上げる


グエン「剛拳!」ぐっ


アリアのすぐ目の前まで行き、アリアを殴る..........しかし


グエン「何!?」


アリアはそれを両腕をx字にして止める


アリア「くぅ..........なかなかやるね、骨にヒビが入ったかな?」


そしてすぐにグエンは離れる


アリア「粉砕の裂波!」


黒き波が現れクロス達に直撃する、そして


ドォォォォォォ..........


血の滝のような色となり、逆流する


先程のフローズが貼った防御膜のおかげで少しのダメージとなったが、そのかわり全ての防御膜が壊れた


アリア「トドメ..........ディザスター!」


クロス「!?しまっ.......」


時空が歪み、様々なところで大爆発を起こす。


クロス「ガハァ」


フローズ「クゥ.....」


グエン「グフッ」


ボロボロになりながらも辛うじて立っている、しかし後1撃でも喰らえば、もう立てないだろう。


クロス「ヒーリングフレア!」


アリア「なっ!?」


巨大な炎が襲う


ごおおおおおおおおおおう!


急な攻撃で諸に当たる、しかし


アリア「その程度の炎で私が倒せるとでも?」


身体が燃えているが、かえって不気味さを増しただけだった


クロス「いーや、これで良い」


アリア「なに?」


先程の攻撃で、彼らの体力が少し戻った


クロス「ヒーリングフレアは相手が食らったダメージ分回復する技だ、お前のような奴ならもう使えないけどな」


これにより3人は少なからず、後1撃では倒れないだろう


グエン「破天斬!」


すかさずグエンが攻撃する、その斬撃で半壊した魔王城が半分に割れた


グエン「これでも斬れないのか..........!!!」


アリアの体には傷が出来た程度だった。


アリア「こんな傷、"瞑想"」


フローズ「嘘!?」


今まで負った傷がみるみる回復する


クロス「これじゃあ、ミク達がやった事が無駄じゃないか..........っ」


絶望は更に加速する


————————————————————

続く

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