表現の練習
クースケ
第1話 整形の表現
年齢は、パッと見た目ではわからないほど整っている。
ただその分首筋の横ジワや血管が浮き出ているところが、際立ってみえる。
それが、かなり自分よりも年上だということをものがたっている。
顔の表情は、読み取れない(自分の顔が好きになれないの)そう言っていた同僚の香織の顔は、会うたびに変化していた。
日頃から『私は顔が命なの』と、いっているのも大袈裟な表現ではなさそうだ。
今回までにリフティングや注射などの費用は360万ぐらいかかったそうだ。
働いた給料やボーナスはそのためにほとんど消えていくという。
マイナーの言葉と裏腹になぜか自信たっぷりに見えるのは、その加工されたような乏しい表情のせいだろうか。
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