読み視点であれこれ!

 たまには読み手の目線で語ってみたいと思います!

 最近は特に縁があると言いますか、様々な作品に触れる機会も多いのです。とはいえ自分にできていない表現などを学び、頭の片隅に残していこうみたいな読み方ではありますが。(そこだけは作者目線)

 以下に中~長編を読んでいて思った事を挙げてみます。これらはあくまで個人の見解である事をご承知ください。


①プロローグでの引き込みが弱いと続く本編があまり期待できない

 この手のWEB小説だとよく言われているような感じの論調ではありますけれど、これは的を射ているのではないかと思います。技巧だけではなくまずは印象から攻めるのは間違いではないでしょう。

 また、その逆――プロローグでぶち上げ過ぎて本編が弱め――のパターンもありますが……。どうにも匙加減が難しいんですよね!


②主人公が固着される前に登場人物出しすぎちゃう問題

 まず主人公がどんな人物なのかを理解する前に、新キャラがポンポン出ちゃうともうめちゃくちゃです。例えばですが主人公の初登場から間もなくで、四人や五人出て来ると「もうだめだ」と脳みそがアメーバ化して情報のインプットを激しく拒みます。

 一気に出さずに適宜追加していけば理解も深まるのではないか? と感じます。


③面白ければ文体は関係ない

 大まかに分けてライトノベルであるとか大衆小説であるとか純文学であるとか、そこから枝分かれして多種に渡る表現の方法がありますけれども。

 それは「魅力的」であれば読まれるのであって、どんなに平易なものであっても、どんなに硬すぎであっても、どんなにトリッキーであっても、文体での好き嫌いだけで語れるものではないはずです。


④ある程度話がわからないと星がつけられない

 連載中の物であるなら一章まるまるとか、完結済みの物で不明瞭なままなら、いっそ最後まで読む。「何を読んでいる」のかわからない状態で評価がつけられないです。

 もっとも数話読んで即つけられる方もいるので、そこは個人個人でポイントが違うのだろうなとは感じます!


⑤結局は熱量

 最終的には「この展開が熱い」であったり「最後の余韻がすごい」であったりとか、作者さんの思い描きたかった物語を読んだ人がどう感じているかに尽きます。大げさではありますけれども、後の活動に影響を及ぼしたりとか、新たな閃きを得たりであるとか、とにかく誰かの新たな世界が開かれてしまう事があれば成功ではないでしょうか。

 何となく書いたものでは、恐らくそこまでに至る事はないのではないかと思います。



 久しぶりに千文字いっちゃった。それでは次回!


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