8 140字の恋模様【危機的】②

 彼女に高校生の従兄弟が俺の出身大学を受験するから、いろいろ教えてやってほしいと頼まれ、快諾し彼女の部屋にやってきた。

 玄関で出迎えてくれる彼女の背後から、端整な顔をした少年がやってきて彼女の首に腕を絡め、俺に挑むような目線を向けてきた。

 こいつが今夜ここに泊まるって?

 危機的な状況だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る