第9話 未羽ちゃんとお泊まり
「そんなわけで今日は時間なのそろそろ終わるねー」
:早い
;まだ夕方
:一時間しかしてないぞニート
急ぎのようがあるので悲しがってる視聴者を横目に配信をブッチした。
勘のいい人なら分かるだろう。私はこれからある人と密会をしないといけないんだ。
「こんにちは…!」
「いらっしゃいころんちゃん待ってたよ〜」
なんと未羽ちゃんのおうちに来てしましました!
実は前に楓先輩と未羽ちゃんの貞操をかけた勝負をして勝ったので今日は貞操をもらいに来ました。
因みにお泊まりもしようと思います。
あと未羽ちゃんの家の外見はやばかったです。詳しくは言えませんが、私と同じ都内で私の金銭感覚では城といっていいくらいのとこに未羽ちゃんは住んでます。
住所が送られて来た時はマンションなんだなーとしか思わなかったけど、実際来てみるとこの有様……羨ましい!
そういえば未羽ちゃんは私と同じ24歳らしい、なんか運命を感じちゃったりしてるけど流石にそういうことを言う勇気は無い。
「あ、お風呂沸かしてあるから先に入っちゃって」
「あ、ありがとう!」
「一緒に入ってみる?」
「ふぇ!?」
「もーう冗談だよ!かわいーんだ!」
くっ、前は私がからかう側だったのに今じゃこの私がからかわれるだと!?
いや、元はコミュ障だから仕方ないのか…
そんなこんなでドキドキさせられながら2人ともお風呂に入り、寝支度も終わった。
「あ、そうだ!寝やすいようにトントンしてあげるよ!」
「な、なんですと!?」
それは限定ASMRで何回も聴きながら想像してた未羽ちゃんと添い寝できるってことでござるか!?
やべぇよやべぇよ……私明日死んだりしない?
「ほらっ、こっちにおいで!でも、やったことないから加減がわからないから上手くなかったらごめんね」
「は、はい」
あまりの神々しさにベッドまで這いずって移動した。
「それじゃあ行くよ」
いざ添い寝すると未羽ちゃんの鼻息が首元を刺激して少しこそばゆい、ここは天国だろうか。
至福の時間と言っていいだろう、本当になんでとんとんするだけで気持ちいいんだろうね? 自然と目があかなくなってしまう。
ものの数分で眠気マックスだ。
「ふふっ、寝てもいいわよ」
「未羽ちゃんと一緒に寝る」
「いいよ」
「未羽ちゃん好きぎゅーーーー」
そんなこんなで一緒の布団で抱きつき合いながら寝ました!!
一生の思い出だぜ!!!!!!!
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