第6話 カラオケ対決1
「やあ、私が彩楓だ」
「七瀬未羽だよ〜なんか今日は貞操の危機を感じてるよ〜」
「はっ、はい!最上ころんです今日は楓先輩に勝って貞操を奪いたいと思っています!」
新宿駅の個室カフェで改めて2人に自己紹介しているのだが、緊張で体がカチカチだ。
昨日は何故か未羽ちゃんに求愛し、挙句の果てには楓先輩に未羽ちゃんの領有権を賭けてカラオケ対決ならぬ戦争を仕掛けてしまった。
もちろん朝目が覚めるとベッドの中で悶えていた、憧れの推しに会えるというのももちろんあるが、1番は恥ずかしさだろう。
あ、あと、初めて活動者の方とオフで会うんですけど、なんでこんなにビジュアルがいいんですか!?
未羽ちゃんはもちろん可愛い!低身長で制服にも見える服装だ
ガチでjcのロリって感じが凄い、これは国民の妹となるべき存在だろう。
どこかで見たことある雰囲気を出しているが、それは私が美羽ちゃんの事を大好きすぎるがあまりそう思わせられているだけだろう。
次に、楓先輩だが、王子様という感じがする、高身長でスレンダー体型でウルフのセンター分け。
本当にイケメンだ、女子校に居れば絶対告白されるだろう。
それに存在感がすごい、そこに居るだけで誰もが注目してしまうほど美しく、かっこいい。
「全く、こんな可愛い子猫ちゃんと戦争しないといけないのか」
「その節は本当にすみませんでした……」
「ころんちゃん気にしないでいいよ〜楓今日恋敵ができた!ってめちゃくちゃ喜んでたから〜」
「未羽それは言わないでくれよ」
喜んでくれてるなら良かった……嫌われてると思って今日来るの怖かったけどこれなら来てよかったかもしれない。
ていうかこんなクールな先輩が喜んでるの想像したらめちゃ萌えるの私だけですか?
そして、自己紹介が終わったので対決前に親睦を深めるためにレストランへ行くことになった。
それから約二時間後
「こんみは〜超絶美少女の七瀬未羽だよ〜そして!」
「可愛い女の子募集中の彩楓です。求む女の子」
「こんころ〜今日は未羽ちゃんの領有権を賭けて楓先輩とカラオケ対決だよ〜」
:流石に約束して1日で開催は暇人でワロタ
:きたーーーーーーーーー
「じゃあ対決内容は点数と視聴者投票でいいかな?例えば80点だと8点、一桁は四捨五入。投票はそのままパーセンテージを足すだけ」
「いいだろう」
「いいよ〜」
「その前に、キャンディでも読んで落ち着こうか」
キャンディとは匿名メッセージサービスであり、リスナーから大喜利や様々な質問などがメッセージとして届く。
配信者は雑談のネタにもなるし、視聴者は読んでもらって嬉しい。
非常にwin-winなサービスだろう。
かくいう私も未羽ちゃんに五回くらい読んでいただいているのだ!
「あ、そういえば私、キャンディやってないんですよね……」
:やってなくてよく人気出たな
:だから雑談できないんだよ(ごめんねころんちゃん、本当は雑談大好きだけどこうしたらかえでんが襲ってくれるらしいから本当にごめん!性欲には逆らえないよ)
:うるさい
:長文4
「大丈夫だよころんちゃん、私のとこにころんちゃん関係のやつたくさん来てるから!これを機にころんちゃんも始めよう!」
「そうする!今まで雑談が続かない時もあったし!楓先輩もこの前やってたし恋敵として負けるわけにはいかない!」
「それなんだが、3pはどうだ?そうすれば争わなくて済む、未羽、お前のために争わなくて済むんだ喜べ!」
「 」
:みーちゃん強く生きて
:これはてぇてくない
:可哀想なのは抜けない
「えー独り占めしたいからやだ。陰で動けなくなるほど犯して依存させるのが私の趣味なので」
「ああ、それもいいな。『ねぇ、やめないで、もっとイきたいよ、無理、お預け辛いよぉ』って言ってる未羽が頭に浮かぶよ。」
「 」
:俺の未羽ちゃんをいじめるななああああぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!!!!!!
:誰か薄い本描いてくれ¥1000
:俺も読む
:言い出しっぺの法則というものがありまして…
:可哀想なのは抜けないけどこの場合は和姦だから抜ける、未羽の方から誘って
るしな
「私の願いは、宿敵である彩楓を倒さなければ……叶えられることはない。そのためには攻め上がり、彩楓の首を取るしかない!ただ、そうしたら敵も味方も死に絶える!!最後に舞台に立つのは私と未羽ちゃんだけ。……配信は崩壊する。だから私はこれまで仕掛けないでいた。だが、私はもう我慢しない。私は……犯したい!私は彩楓と運命と戦うぞ!戦争だ!」
:それがどうした
:噛みそうなの誤魔化してましたけど無駄ですよ
:ださスギィ!
:元ネタ求
:ライ○オン某3期生の実質理論並にワロタ
:↑今思ったけどこの作品と共通点ありすぎだろ
:盗作だから
:通報した
:やめてえええええええええ
「うん、ころんちゃんいいこと言って決めてやったぜ!って感じだけど私は犯されるつもりないからそれ強姦だよ」
「何1人で熱くなってるんだ。これからキャンディ読みもあるのに……」
「よ、よし!キャンディを読もうか!」
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