生きてること自体が辛い、長生きの現実

コタロー

　先日、ある県の女性が長生きというタイトルをテレビで見た。チャンネルをすぐに変えた。

　自分の体を、自分が思う状態で動かすことができる。そういう長生きは美しい。

しかし、現実はそうではない高齢者が多いのだ。

　介護保険、介護の必要な高齢者にとってはかなり良い世の中になった。若い人のお金を食いつぶすのが、目に見えているような。でも、だれも文句は言えない、だって、いつかは自分も老いるから。どんな成人病になって、ぶっ倒れるかもしれない。

片麻痺になって、不自由な生活で人の介護を受けるかもしれない。酸素吸入が必要で、鼻に管をつけなくてはいけなくなるかもしれないし、最悪は、胃ろう、点滴、人工呼吸器などなど。

　お世話している女性が話した言葉が、耳に残る「なぁねぇちゃん、ここは姥捨て山や。長生きは地獄でっせ。」

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