第110話 洗濯ばさみ

夏の朝

洗い上がった白いシーツを

風に飛ばされぬよう

洗濯ばさみで留めていく


留め終わりの最後のひとつが

パチリと音をたてた時


何故だか急に

昨夜の記憶がよみがえる


このシーツの上で過ごした

甘い記憶が頭をよぎって爪先まで流れてゆく


頬が熱いのは

暑さのせいばかりではなくて






***

何でこんなの思い付いちゃったんだろう?(笑)

一応、恋愛詩になりますよね??


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