第94話 メモリー

あなたの事を

どんなささいな事であっても

覚えていたい


あたしの中の記憶装置あなたのページ

ひとつ残らず書き込んで


あたしにくれた言葉も

何気ない目線も

肩のなめらかさも

細い指も

胸がきゅっとなる笑顔も


何もかもを覚えていたい


上書きなんてしないで

すべてを残したい


あたしの中に




***

だから、神様お願い。

すごい記憶力を授けてください。


···は、豪華客船の旅、だったっけ?

書いている途中から

あの曲が頭から離れなくなってしまって(笑)


でも、悲しいけれど沈没船の方が好き。


静野の覚え書きのようなものです。

スルーしてくださいね。


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