第26話 骨
月明かりが射し込む部屋で
ふたり、寄り添って眠りにつく
貴方の腕の中に抱き留められて
背中に触れている手が温かくて
頬に触れたままの手も温かくて
触れ合ったところから
“好き”が染み込んでゆく
互いに
骨にまで届きそうなくらいに
深く深く染み込んでゆく
ぬくもりと共に
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