第六話
06‐01「チーム戦」 第六話完
移動した先は戦闘用ルームだった。
6台のフルカウリングのブースには、それぞれにプロ用のゲーミングPCが備え付けられている。
案内してきたエントが
「3対3のチーム戦だ。2ポイント先取の3セットマッチ。スパコン在音を使ったオフライン戦だ」
そう言ってからチーム分けを発表した。
空是を含む、イケメン男性と体格の良い女性チーム対、
なにかと空是に噛み付いてきた少年とサラリーマンのような陰気な男性と、メガネをした少女のチーム。
「あれ~陽気チームと陰気チームやな~」
「陽気さは勝因にならない」
イケメンとサラリーマンが言い合っている。空是にはこの中で誰が強いかという情報がない。だが、おそらく全員が手練であろうことは想像できた。
「チーム会話が聞かれると良くないから、もう一つ同じ様な部屋がある。チームごとに部屋に分かれてくれ」
エントに言われて対戦チームは移動していった。残ったのは大阪弁のイケメンと大柄な女性と空是のみ。
「ほな、やりますか。タラちゃん」
「ちゃんをつけるな。向こうにみらのいるんだぞ。全員頭撃ち抜かれるぞ」
空是は選んだPCのチェックをする。最新型の機材が揃っている。フローターマウスも自分が使っているものよりも良い物だった。
なによりゲーミングチェアがいい。部室にある物よりも二段階グレードが上の最上級品だ。喜んでそれに座って調整をし、最適な位置にセッティングする。ちょっといじっただけで最高の仕上がりになった。
「一色くん?」
大柄な女性が話しかけてきた。空是よりも背が高く、体は筋肉がつきしまっている。少し浅黒い肌が異国な雰囲気を漂わせている。
「エントは紹介いらないとか言ってたけど、一応、紹介しとくね。私はタラ。あっちのバカが増田」
「マピユキってよんでね~」
モニターの向こうから手をふる。それを見て呆れたようにタラが言う。
「増田ユキオだから、マピユキだって。実況チャンネルでの名前と同じ。私はタラ・リヴェーラ・今川」
「い、一色空是です」
椅子に座ったまま慌てて自己紹介した。
「よろしく。腕前、楽しみにしてるよ」
彼女も席に付き、セッティングを開始した。
空是も遅れないように操作系のセッティングを始めた。
ロビーに三人の戦士が揃った。
空是は普段どおりの白い戦士。
マピユキと名前の出ている兵士は支援機関銃を背負っている。
「達人鬼」というアカウント名の兵士はタラの姿だ。近接戦闘に特化している。
三人共に中近距離戦タイプのようだ。
「スナイパー向こうに取られたから、気をつけてね」
「達人鬼」タラが教えてくれる。
「タラちゃん、今は冷静だけど、始まったらすぐ突っ込んでくバーサーカーだから」
マピユキも教えてくれる。
タラがつっかかり、二人はモーションだけの殴り合いを開始した。
すでに仲の良いチームに参加する疎外感を、空是は感じていた。
ロビーが開き、目の前に都市の廃墟が広がる。サイレンが鳴りゲーム開始を告げた。
空是はそのオフラインワールドを見る。通常のメタアース内の情報密度と変わらない。風も匂いも感じそうなほどリアルだった。
「オフワールドだから4キロ四方の四角形フィールド。今はその端っこね」
それだけ言い残して、タラは走っていった。
「チーム戦…」
空是の言葉がもう届かない位置にタラがいる。マピユキも追いかけてい走っていく。
「なにしての!チームバラけたら勝てへんやろ」
つまり、暴走するタラに追いついてチームを維持しろということらしい。
「なんだよ、このチーム!」
文句を言いながら空是も走り出した。
廃墟の道を走り、ビルを抜け、傾いたビルの斜面を走る。
タラはまるで野生の街のように廃墟の町を駆ける。その俊足とためらいの無さは空是を驚かせた。それについていくマピユキも侮れなかった。
突然、タラが止まった。斜めに崩れたビルの頂点。下を見下ろせる場所に獣のように四足で止まっている。追いついた二人に下を指し示す。
3人の敵の姿が見えた。
位置は真下。周囲を警戒し慎重に移動している。空是たちには気づいていない。
「もう少ししたら、開けたところに出ます。そこを上から撃って殲滅しましょう」
空是の提案にマピユキがうなずくがタラは
「ウヲォォォォ!」
雄叫びをあげて飛び込んでいった。
空是は理解不能で固まっていた。そして下から聞こえる乱闘音。3人の中に突然落ちてきた戦士が大型ナイフを持って暴れている。
下を見たマピユキが
「どうする?」
という顔をしたので、空是は黙って腰からありったけの手榴弾を取り出し、ピンを抜いては無表情で次々と投げ込んだ。
下で四人が爆発した音が響いた。
WIN 空是チーム
「いやー勝ったなぁ」
味方の爆発で吹き飛んだにしては、タラは上機嫌だった。
すでに二戦目は始まっている。
気が済んだのか、タラはもう走っていかなかった。今度は三人がチームとして行動している。猪突したことはともかく、タラの近接戦闘の凄まじさは上から見ていても分かった。三人相手に勝ちそうな勢いすらあった。
「すごいんですね」
空是は嫌味なくタラを褒めた。
「タラちゃん、柔道やってたからな」
マピユキが教えるとタラは嫌な顔をした。
「昔だよ、しかもリタイアした組だから」
タラはあまり触れられたくないようだ。
なにげに会話していた三人は、突然それぞれに散らばり、壁の裏に隠れた。
「めちゃめちゃ勘いいな…」
遠く、遠くの建物の上に陣取ってスナイパーライフルを構えていたミラノ。本体は眼鏡の少女だ。ライフルのスコープが反射したのか、狙撃の気配を感じて空是達三人は遮蔽物の裏に身を隠した。
「でも、もう入ってるんだよな」
ミラノは仲間に連絡する。
「スナイパーはミラノ。立ったら頭抜かれると思っていい」
タラの説明を壁の後ろで聞く空是。すでに建物の影をつたいスナイパーの後ろを取るルートを探している。遮蔽物は多い、接敵するのは容易いはずだった。
突然四方の壁が火を吹いた。破片と爆炎が襲いかかる。
「タダオや!都市交団員の都市破壊屋!」
空是たちは敵のトラップにハマっていた。それも街の一区画丸々破壊する狂った規模のトラップだった。
空是たちはビルに飲まれて死んだ。
WIN 敵チーム
暗い部屋でモニターを見守るエントとそらいろ。
「いくら達人クラスを集めても現代戦だ、一瞬でケリがつく。腕利きガンマンの勝負なんてたった一発で終わる。3対3のチーム戦。最後の一戦も、どちらが勝つかはわからない」
そらいろは無言でエントの独り言を聞いていた。
最後の第三戦は、互いに撃ち合いになった。敵チームの特色を消すために、空是チームは最速で接敵し、スナイパーも工作兵も働けなくしたのだ。そうなれば中近距離戦が得意な空是チームに分があるはずだった。
どちらも遮蔽物の影から撃ち合っている。
マピユキが支援機関銃を唸らせ弾丸の圧を作り出す。タラや空是がその支援の下に動こうとするが、向こうの弾圧も負けていない。
さらに切れることなく手榴弾が飛んでくる。 空是はその爆弾を空中で撃ち落とすという曲芸を何度も披露した。
「おい、友禅寺、爆弾が切れたぞ」
都市交団員タダオが暗い顔を更に暗くして告げてきた。
「腹に撒いたのがあるだろ!」
友禅寺と呼ばれた少年が撃ちながら返事をする。
「これは特攻自爆用だ。使っていいか?」
「辿り着く前に撃たれて、いい感じに死ぬね」
ミラノがスナイパーライフルを背中に背負って、予備のマシンガンで弾をばら撒きながら言った。
友禅寺がにやりと笑みを浮かべる。
「じゃあ、たどり着かせてやろうぜ」
カン、カンと地面に当たる音がする。
「スモークグレネードだ!」
マピユキがそう告げている間にも、音は何回もなった。次々と投げ込まれ、2つのチームの間に煙の壁が生まれた。
「あ、これ来るな」
タラは嫌なことが起こる予感を感じた。
マピユキは阻止するために煙に向かって連射する。煙にいくつも弾道の穴が空き、通路ができるがすぐに煙に埋められる。
マピユキのすぐ側の壁が弾かれて砕ける。
目をつぶって相手の発射音だけで狙いを定めたミラノの射撃が、ほぼ正確にマピユキの側に当たった。
「やべ!見えてやがる」
姿を隠したマピユキ付近の壁に何発もライフル弾が着弾した。
煙の中を走ってくる音がする。
飛び出したタラが走りながらその方向を撃ちまくる。
煙の中に消えたタラ、しばらくして、大爆発が起きた。
体をちぢめてタックルのように走り込んできたタダオをタラが受け止めた瞬間。タダオの腹に巻かれていた爆弾が爆発した。
吹き飛んだ二人。その爆風は両チームの陣地も吹き飛ばした。
煙があたり全てに充満し視界が殆どなかった。
その煙の中を走っている二人がいた。
空是と友禅寺。二人共に煙の中を自軍から敵軍に向けて突撃していた。爆発の余波があるうちに相手を落とすつもりで走り込んできたのだが、同じ考えの敵味方が、中間地点ですれ違った。
「え?」「え?」
驚きの瞬間は一瞬だった、互いに持っていたライフルを向け合おうとして、近すぎて互いの銃がかち合った。
互いの銃を剣のようにして鍔迫合う二人。
「一色!」
「友禅寺!」
互いの陣地から仲間が飛び出してくる。
その瞬間、二人は互いに体をあずけるように近づけ、ライフルにかかっていた力を消してフリーな状態にした。
二人で回転するように回り、膝を付き狙いを定める。
両者、発砲のタイミングは同じだった。
空是はミラノを
友禅時はまぴゆきを
同時に相手チームメンバーを撃ち殺した。
駆け寄ろうと無防備になっていた相手をワンショットで殺した。
互いの行動に驚いたが、次の行動も一緒だった。足元から撃ち上げるが、近すぎて互いのライフルがまた絡み合う。両者ともに空を撃ち続ける。ライフル越しに互いの顔を見る。
互いに驚いている。ここまで噛み合うとは。
とっさに友禅時は空是を蹴り飛ばし距離を取る。互いに横走りしながら撃ち合うが、人間離れした速さと緩急のため当たらない。
互いにライフルを投げ捨てた。
弾が切れたのだ。
ハンドガンを片手に立つ二人。近寄らねば必殺の距離にならない。
緊張する二人の間に割って入るように、天空からエントの声が響いた。
「君たちに言ったように、ここはチート兵器の実験場だ。せっかくだから空是くんにも体験してもらおう」
(え?なに?)
空是はそう思ったが、目線は敵から外さなかった。天空の声は続く。
「チートウェポン:クイック・マヌーバ。さっきできたチートスキルだ。試してみたいので、ふたりともよろしく」
「おい!」
友禅寺が文句を言ったが、そのスキルはすでにかかっていた。
ツッコミの動きが見えなかった。
空是は構えを解き、自分の手を見る。手を振ってみる。動きの中間が見えないくらいに早い
「まずは3倍速だ」
エントが説明を追加したように。手の動きが通常のスピードではない。
空是と友禅寺は互いに突っ立ったまま自分の手足の動きを見ている。
いきなり三倍のスピードで戦えと言われている。
実験部隊、ようはモルモット部隊なのだ。
だが、ここで逃げるような二人ではなかった。
二人共に消えた。
走り、撃つ。さっきとやっていることは同じなのに、全てが、
「見えない…」
早すぎる。敵も早い。しかし早い敵などゲームではいくらでもいる。それは問題ではない。問題なのは
「自分が見えない」
足が早すぎて主観の光景が早すぎる。手の動きが早すぎる。弾は普段どおりのスピード、遅すぎる。
早いエイム、早い射撃、遅い弾丸、早い敵
全てアンコントローラブルな状態。
戦闘範囲が三倍に広がる。互いに制御に戸惑っているのがわかる。
「うわ、いきなりやらすか、ふつー」
「ふつーじゃないよ、エントは狂ったAIだから」
すでに現実世界に戻っているプレイヤーたちが残った二人をモニター越しに眺めている。
そこに映し出されているのは、早送りの戦場だった。
「接近戦だ!」
二人共に同じ結論に達する。近づけばコントロールできてなくても当たる。
両者ともに接近し、正面でぶつかった。
撃つ…構えようとする拳銃を素早い動きの相手の手が弾く。弾いた手も弾かれた手もコントロールを失い飛んでいく。
撃たれる…敵の拳銃がこちらに向かって飛んでくる、それを手で弾くがスピードがつきすぎこちらの手もそのまま横滑る。
撃つ…相手の顔に向かって殴り込むように拳銃を突きつけるが、横っ飛びしてくる相手の拳銃と空中衝突する。互いに発砲するが互いに外している。弾丸がそばを飛んでいく。
撃たれる…相手の拳銃を次々といなす。向こうの拳銃の加速に合わせて、こちらの手も加速される。いなし合うだけで精一杯だ。
「えげつなー」
見守っている死者4人はその光景を外から見ていた。
高速のカンフーマスターの様に相手の腕をいなし合う二人。その際に幾度も発砲は繰り返し、弾丸が外に外にと飛んでいく。
「しつこい!」
両者がそう思った時、互いに拳銃の弾が切れた。
両者の空いた手がベルトから予備弾倉を抜き出すが、互いに装填しようとした時に手がぶつかりあった。両者ともに予備弾倉が空中を舞っている。
二人共にとっさに空になった拳銃を横に滑らせ、弾倉を空中装填させた。
「互い違いになっとるで」
相手の弾倉が自分の拳銃に収まっている。
再装填は同時であったが、空是の行動は友禅寺と違った。両手で握った拳銃で相手の拳銃を抑え込んだ。動きを抑えられた友禅時は狙いをつけられない。両手に持った拳銃をナイフに見立てたかのように、友禅寺の喉元に力押しで近づけていく。徐々に銃口が友禅時の方を向き始める。こうなればスピードは関係なく力の勝負だ。そしてこの世界では力は筋力ではなくステータスだ。両者ともに模擬専用アバター、ステータスは互角。両手持ちで相手を抑え込んだ空是が圧倒的に有利だ。
とっさに友禅寺が体をいなした。回転する体から繰り出した肘鉄が空是の顔面を捕らえて吹き飛ばす。
お互い転がりながら見えない相手に発砲する。
体勢を整えた時、再び距離が開いていた。
拳銃では必殺となりえない距離。
しばらく動かなかった空是の空気が変わった。
アバターの僅かな動きがプレイヤーの心境を伝える。なにかをやるという気配だ。
持っていた拳銃を捨てナイフを抜く。最後の武器だ。
友禅時はそれを見て拳銃を構える。弾はまだ数発あり、敵が接近したところを撃つだけで勝てるはずだ。
ナイフを構える空是。距離は遥かに遠く、刃が届く距離にない。中間まで近づけば拳銃の弾が確実に命を奪うだろう。
幾度か呼吸を整えた後、突っ込んだ。
早い。クイック・マヌーバのチートでその速度は3倍になっているが、直線で近づいてくるのだ、いくら早くてもただの的でしかない。
有効射程に入った瞬間に、友禅時は撃った。
空是はそれを躱した。
だが、躱す動作はアンコントローラブルな状態を引き起こす。早すぎる動きがプレイヤーの状況認識を混乱させ、足はもつれ体は明後日の方向にむかう、はずだった。
空是の動きは僅かな回避行動の後、すぐに直線行動に戻る。そのスピードは早く、すでに全体の距離の四分の三にまで迫っている。
友禅寺の二射目も躱していた。そのリカバーも完璧で空是の体は滑るように友禅寺の眼前に到達した。
拳銃の下をくぐり抜ける空是。彼のナイフが拳銃を下からかち上げて飛ばす。
無防備になった友禅寺の体に、空是のナイフが走る。3回、綺麗に切り返し、体を切り刻んだ。
体から血がほとばしる前に、ゲームが終わった。
WIN 空是チーム
死後、ゲームを見学していた4人が空是に駆け寄って褒め称えた。
「なぜあんな事ができたのか?」
みなが聞いてきたので、空是は説明した。
「走り出す前に全ての動きを決定して、そのとおりに実行した」
事も無げに言ったが、その行動の異常さがわかるプレイヤーたちが、その場には揃っていた。
空是がやったことは目をつぶってプレイしたに等しい。早すぎる主観映像の情報は捨てることにしたのだ。事前に相手の動きを予測して、肉体にその後のアクションをプログラムをする。そのプログラム通りにミリ単位でマウスコントロールをしてエイミングし、敵を倒したと言っているのだ。
十回以上のブラインドでのエイミングを一瞬の間に完璧にこなしたと言っている。
「自分、おかしいで…」
全員が引いていた。
褒めが急に引きになり、空是は憮然とする。
部屋に入ってきた友禅寺も空是と似たような表情だった。
空是は互いの健闘をたたえ、親指を立てたが、友禅時は返さない。文句の言葉が飛んでこないので、空是の実力は認めたということなのだろうか。
エントの入ったロボットとそらいろが室内に現れた。
「みんな、ごくろうさま。中々楽しかったよ」
やらせておいて、ずいぶんな言い方をするAIだった。
「初見でよくクイックマヌーバに対応できたね、一色空是?」
「…普段やってる最速運動のための事前予測を何倍かに拡大してやってみたらできました…」
空是の言葉に室内に驚嘆の声があがる。その声の成分の半分は呆れだった。
「とんだゲームバカが入ってきたな~」
マピユキが全員の声を代弁した。
「ゲームが戦争の道具となった以上、ゲームバカは歓迎だよ」
エントの言葉に納得いかない部分もあったが、認められたことは嬉しかった。
「で、君はどうする?一色空是。我々のチームは自主的参加が基本だ。君は自主的に参加するかね?我々の部隊に。
チーム
部屋のすべての視線が空是に集まっていた。
そらいろの目も、感情がこもっていなかったが空是を見ていた。
空是はまだ、彼女の視線を失いたくなかった。
いや、それ以上にここから始まるであろう未来、自分の未来と世界の未来を見たくなっていた。
ここは現実とメタアースのエッジ、境界線上だ。ここに立っていれば、人類の行末を最前列で見れ、最前線で戦える。
その可能性を感じただけで空是の体の芯は震えていた。
ここから逃げる人生は、今の空是には選べなかった。
「やります!」
空是は自分の人生を決める選択を、力強くした。
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