第27話 ルカウの死
アケトアテンから東に一時間ほどの高台の岩場にアテン教団の砦があった。その岩場は天然の要塞としての機能も兼ね備え、外部から敵の侵入を阻んだので、アテン信徒らはそこにテント村を作り共同生活を営んでいた。ただ共同生活とは言っても、ルカウを盲信する信徒らは、彼らの全財産を教団に寄付したので奴隷のような生活を強いられていた。
その砦からさらに東にはオアシスがあり、そこに大きなテントが設置されていた。その場所はルカウが悟りを開きアテン神から啓示を受けた場所だと言われ、アテン信徒らの聖地とされていた。
初め、ティアとラモーゼら古参の家臣団は、アケトアテン近くの職人の村で生活をしていた。ところがルカウの勢力が大きくなると、高台の岩場に信者らと伴に移され、彼らの象徴とされたティアだけはオアシスのルカウのテント近くに特別なテントを与えられた。
「王女様、いよいよ明日、太陽が昇り始めたとき聖なる儀式をおこないます」
ティアのテントを訪れたルカウは厳かに言った。
「いよいよわたくしもアテン神のものとなるのですね」
「さようでございます」
「この日を待ち望んでいました」
「もう暫くの御辛抱でございます」
「明日は安心してわたくしに身を委ねて下さい」
「はい」
ティアは小さく頷いた。
「では」
ルカウは長い白髪交じりの髭をゆっくり揺らしながら、自分のテントに戻っていった。
「師よいかがでしたか」
一番弟子のハイが師の返事を楽しみに待った。
「王女様は明日の儀式を楽しみにしていると」
「師と王女との間に生まれる神の子の誕生が待ち遠しい」
「ハイよ、声が大きい」
ルカウは弟子を軽く諫めた。
「申し訳ありません」
ハイは慌てて跪き深々と頭を下げた。
「アテン革命でセティ王朝を倒したら、アテン王朝を建国しわたしが最高指導者となる。そして王女に産ませた子はその正統な後継者として王位を継がせる」
「アテン王朝は世界を統一することでしょう」
ハイはひれ伏した。
「アケトアテンにやってきた二人の男だが、どうやら王女に会いたいようだ」
ルカウはアルウとモーゼが気になった。
「始末しましょう」
「いや、一人は王子だ。我々の教団に入れるのだ。役に立ちそうだ」
「もう一人はどうします」
「もう一人は王女を慕っておる」
「消しましょう」
「王女を愛する心を利用して教団に入れるのだ」
「拒絶したときは」
「その時はアテン神への生贄にするまでじゃ」
「畏まりました」
アルウとモーゼはアケトアテン近隣のさびれた村で、アテン教団の集落の場所を聞き出し、零時を過ぎると動き出した。
「ティアのテントは高台のオアシス」
アルウは気ばかり急いた。
「焦るな。丸腰では奴の黒魔術にかかる」
「じゃ、どうしろと」
「結界を張る」
「結界?」
「ルカウ、かなりの術の使い手だ。こちらの動きを何もかも見抜いている」
モーゼは天を仰ぎ祈りを捧げると、右手の指先で空に大きな円を描いた。
「これでいい」
「大丈夫なのか?」
「おそらく」
「自信なさそうだな」
「ルカウのパワーが未知数だ」
「アルウ、早朝、太陽と月が重なる」
「それがどうした」
「太陽がリング状になる金環食という現象がおきる」
「金環食が起きるとどうなるんだ?」
「大地が揺れる」
「地震かおきるのか」
「そうだ。しかもかなり大きな地震がきそうな気配がする」
「その時にティアを救い出すんだな」
「恐らくアテン信者の殆どの奴らは、このことを知らない。だから奴らが崇める太陽が月に隠れリング状になれば、大混乱が起きるはずだ」
「そのうえ地震か」
「そういうことだ」
二人は夜陰に紛れてティアとルカウのテントがあるオアシスに侵入した。そしてアテン教徒らが神殿としているルカウのテント前の大きな広場を目の前にしたのだった。
「広場の先の大きなテントにルカウがいる」
「ティアは」
「彼女はルカウのテントのさらに奥のテントだ」
「なぜそうだとわかる」
「彼女の波動を感じるからだ」
「わかった急ごう」
アルウはすぐにでもティアを助け出したかった。
「いや、待て」
「なぜだ!」
「奴ら、あまりにも無防備すぎる」
「眠ってるんだろう」
「待て」
アルウは我慢しきれなくなり、モーゼが制止するのを無視してティアのテントに走った。
「いかん」
危険を察知したモーゼは慌ててアルウを追いかけたが、広場に飛び出したアルウとモーゼを取り囲むように、木々の中から大勢の武装したアテン教徒らが出てきた。
「しまった」
咄嗟にアルウとモーゼは背中合わせになり、アテン教徒らに対峙したが、素手でかなうはずもなく、敢えなく捕らえられてしまった。
「王子と男を捕まえました」
武装したアテン教徒に捕らえられ、ルカウのテントに連れてこられた二人の目の前には、彫りの深い細面の顔に、目だけ鋭く光る初老の男が座っていた。
「よくおいでなさった」
ルカウは凍り付くような目で二人を睨みつけた。
「あんたがルカウか」
アルウが語気を荒げると、
「無礼者!」
ルカウの弟子の一人がアルウの頭をこん棒で殴った。
「やめろ」
モーゼはかがみこんでアルウを庇った。
「あなたが王子か」
ルカウが笑みを浮かべ、モーゼを睨んだ。
「ルカウか」
「さようじゃ」
「ティアを返してもらおう」
「よろしい。だが、交換条件がある」
「交換条件?」
「さよう」
「なんだ?」
「王子がアテン教に入信して下されば」
「モーゼいけない」
アルウがモーゼを制止した。
「アルウ、大丈夫か」
「王子、返事を」
「嫌だと言ったら」
モーゼが凄むと、
「若造を捕らえろ」
ハイがすぐさま指示し、アルウは縄で両手を後ろに縛られ正座させられた。
「この男を日の出とともにアテン神の生贄として火あぶりにする」
そう言ってルカウが微笑んだ。
「アルウ、あなたからもモーゼを説得して」
その時、ルカウの背後から魔術にかけられたティアが姿を現した。
「ティア」
アルウは彼女が発した言葉に我が耳を疑った。
「アルウ、あなたもアテン教に入信するのよ。一緒にセティ王朝を倒すの。世界を平和にできるのはルカウしかいないわ」
「ティア、どうしたっていうんだ」
「アルウ、彼女は魔術をかけられている」
モーゼがそう言ってルカウを睨み付けると、
「王子様も術の使い手でありましたか」
ルカウはモーゼを鋭く睨んで立ち上がった。
「お前の黒魔術は児戯だ」
モーゼも仁王立ちになってルカウを激しく睨み返した。
「王子といえども容赦しませんぞ」
ルカウはモーゼが術の使い手と知るや、生かしておくと後々やっかいになると悟った。
「あんたは自分の野心のためにアテン教を利用しているだけだ」
モーゼは激しくルカウを指さした。
「ふざけたことをぬかすな!」
ルカウは右手に持った杖で地面を叩くと、武装アテン教徒が一斉に剣を抜いた。
「たった二人を相手にこの人数。大袈裟だな」
モーゼは術を使い遠隔でアルウの縄をほどき彼に目配せした。
「地獄へ落ちろ」
ルカウはトドメを射せと杖を振り上げた。
「アルウ、今だ!」
モーゼの合図に合わせ、アルウがルカウの顔に力任せに砂を叩き付けると、
「ぎゃ!」
ルカウは顔を庇いよろめいた。
「アルウ、こっちだ!」
モーゼが狼狽えるアテン教徒らを尻目に、テントの出口に向かって走り出すと、
「ティア逃げるんだ」
アルウはティアの腕を掴んで連れ出した。
三人はオアシスから二頭の馬を調達すると、アルウとティアは同じ馬に乗り、もう一頭にモーゼが跨がった。
「よし、村を迂回してナイルに出るぞ」
モーゼのかけ声と同時に三人はナイルへ馬を走らせた。ところがすぐに彼らの前方に、武装した兵士の一団が立ち塞がった。
「アテン教徒ではない」
モーゼが馬をとめて兵士たちを睨んだ。
「エジプトの兵じゃないな」
アルウも見たこともない兵士の姿に驚いた。
いつのまにか夜が明け、日が昇り始めていた。前方の兵士の姿がはっきり見える。
「エジプト人に成りすましたヒッタイトの兵よ」
ティアが笑った。
「どういうことだ」
アルウが声を荒げる。
「わたしたちはアテン革命を達成するためにヒッタイト国と手を組んだの」
「ティア、君は」
アルウは思わずティアの腕を掴んだ。
「何故なんだ!」
アルウはティアに激しく訊いた。
「エジプトはわたしの一族を抹殺した。しかも祖母は辱めをうけ、両親は殺害された。憎っくきセティ一族。邪悪な神セトを崇めるセティ王朝がエジプトを支配している限りこの国に、そして世界に平和はやってこないわ」
「だからヒッタイトと手を組んだというのか」
「そうよ」
その時、モーゼが背後を振り返り叫んだ。
「後に武装アテン教徒の軍が追いついたぞ」
「ちくしょう」
アルウは手綱を握りしめて悔しがった。
「モーゼ、金環食はまだなのか」
モーゼは天を仰ぎ沈黙した。
「これまでか」
アルウが悔しがっていると、その隙にティアが馬を飛び降りて、背後のアテン兵の陣地に駆け出した。
「ティア! 行っちゃいけない!」
アルウも反射的に馬を飛び降りティアを追いかけた。
「アルウ!」
馬を降りたモーゼは、前方から向かってくるヒッタイトの軍を前に大きく両手を広げた。
「神よ」
その時、モーゼの背後に迫る武装アテン教徒の間で叫び声が上がった。
モーゼが振り向くと、アテン兵の一団を突破して、別の軍団が向かってきた。
「ラモーゼ……」
ティアはラモーゼの反乱に言葉を失った。
ヒッタイトの軍はラモーゼの軍団を見て止まった。
「ティア様をお頼みします」
馬上からラモーゼがアルウに頭を下げた。
「ラモーゼどうしてなんだ?」
モーゼが訊いた。
「ルカウは己の野心のためにティア様を利用し、あげく、敵国ヒッタイトと手を組んだ反逆者です。ルカウからティア様をお守りするために我らは付き従ってきましたが、ティア様が自由になるのなら命など惜しくありません」
「ラモーゼ」
ティアは馬上のラモーゼを見つめた。
「我々が暴れている隙にナイルに走って下さい。港に早船があります」
「ありがとうございます」
アルウは無理矢理ティアを馬に乗せると自分も跨がった。
「行くぞ!」
ラモーゼが檄を飛ばすと、長年アクナテン一族を守り続けた古参の家臣団はヒッタイト軍を目がけ突撃していった。
アルウ達三人は戦場となったアテン信徒らの村を迂回してナイルに出ようとした。ところがラモーゼの軍団に蹴散らされ、散り散りになったはずの武装アテン教徒の軍隊が、再び体制を整えて三人を追いかけてきた。
「まずい」
モーゼは空を見上げた。
港まであと少しというところで、三人はアテン教徒の軍隊に包囲されてしまった。
「もう逃げられんぞ」
ルカウの一番弟子ハイが笑った。
「さぁ、どうかな」
モーゼも笑った。
「おまえは自分の立場が解っていないようだな」
ハイは三人の周囲を馬でぐるりと回った。
「王女様を返してもらおう」
「いやだね」
「アルウ、ここは言うことを聞くんだ」
「モーゼ」
「さっさと馬を降りろ!」
「アルウ!」
モーゼが馬を降りると、
「わかった」
アルウは先に降りてティアが降りるのを手伝った。
「王女様」
ハイがティアに手をのばしたその時だった。
「な、なんだ!」
アテン教徒達は太陽の突然の異変に怯えた。次の瞬間、兵達の馬が嘶き暴れ出した。
「ぎゃー」
馬が嘶きながら前足を大きく上げると、武装アテン教徒らは次々と落馬した。
「今だ!」
モーゼがナイルへ駆け出すと、アルウもティアの腕を掴んで走り出した。
「お、追え!」
落馬したハイは右足を骨折しながらも、叫び声を上げ、自らも足を引き摺りながら三人を追いかけた。
「もう少しだ!」
モーゼがナイルを指さしたとき、アルウとティアが胸を押さえ苦しみながら倒れた。
「クソ、ルカウの魔術だ」
モーゼはアルウとティアを起こそうとしたが、二人は苦しそうに喉を押さえた。
「殺してやる」
追いかけてきたハイが叫んだ。
「おまえ達もそこまでだ」
モーゼが立ち上がり武装アテン教徒らを睨んだとき、大地が大きく揺れた。
「大地が暴れ出したぞ!」
アテン教徒らは砂漠に投げ出され、砂に呑み込まれてしまった。
「アルウ! ティア!」
モーゼは近くの岩場になんとか二人を隠すと結界を張った。
「アルウ! ティア!」
何度も呼びかけたが二人の意識は戻らない。
「仕方ない、ここで魔術を切ろう。だが切ればこの場所がすぐにルカウにばれてしまう。二人の意識が戻れば船に乗せて、出来るだけ遠くに逃がすしかない」
モーゼは地震が収まり、太陽が輝きを取り戻すと、立ち上がって天に向かって両手を広げ祈った。
「神よアルウとティアに絡むルカウの邪悪なパワーをお切り下さい」
すると光がきらりと走り二人の意識が戻った。
「モ、モーゼ」
「アルウ、急いでティアと船に乗るんだ」
「あんたは来ないのか」
「俺はここでルカウを迎え撃つ」
「駄目だ、一緒に来るんだ」
「急ぐんだルカウが直ぐにやって来る」
「モーゼ」
「アルウ、彼女はまだ術が完全に解けきってない。だから用心するんだ。彼女の言動に惑わされてはいけない」
「わかった」
アルウはまだ朦朧としているティアの手を引いて船に乗り込んだ。
「モーゼ!」
アルウが手を振ると、モーゼも大きく手を振った。
二人を乗せた船は白い帆を広げナイルを上流に向けて走り出した。
「どこまでいけばいいんだ」
アルウが呟くと、
「オシレイオンへ行け」
突如アルウの頭の中でオシリスの声が響いた。
「ティアに絡んだ呪いはオシレイオンでなければ切れないのだ」
「オシリス」
「セバヌフェルがおまえ達を待っている」
オシリスのメッセージはそこで終わった。
二人を乗せた船は流れに逆らいながら追い風に煽られ、ナイルを飛ぶように走った。
その頃モーゼは、岩場で結界を張ってルカウが来るのを待ち受けていた。
「奴は必ずここに来る」
そしてモーゼの予感通り彼は来た。
「王女をどこに隠した」
ルカウの目が冷たく鋭く光った。
「さぁ、ね!」
モーゼはオーバーに両手を広げ笑った。
「逃がしよったな」
ルカウは杖を持ち上げ怒りだした。
「子供騙しの手品はもうやめろ」
「黙れ!」
ルカウが杖を大きく振り上げると、岩場に隠れていた大勢のアテン信徒が姿を現した。
「まだいたのか」
モーゼは完全に包囲され逃げ場は無かった。
「王子、貴方も多神教と偶像崇拝に疑問を感じているのではありませんか?」
ルカウから意外な言葉が発せられた。
「どういう意味だ」
モーゼはルカウの言葉に心当たりがあった。
「神々も元は一柱の神。さらに、神は人々の心が感じるもので、人が造った石像を拝むものではありません」
ルカウの言葉は、まるでモーゼの思いを代返しているかのようだった。
「なるほど、もっともだ」
納得しながらも、モーゼは何かひっかかった。
「同じ思いならば、我らと伴に戦いましょうぞ」
ルカウは妙にへりくだった。
「確かにおまえの言うとおりだ、だが、そうだと言って、アテン以外の神を認めないことの理由にならない」
モーゼは思う。一柱の神がアテンとするならば、オシリスもイシスもハトホルも……全ての神々がその一柱の神になりうると。
「そうですか。我々はわかり合えると思ったのじゃが」
ルカウはさも残念そうにうなだれ、モーゼに背をむけた。
「ん? 諦めたか」
モーゼはルカウの背中を見つめた。
「さらばじゃ」
ルカウが背を向けて立ち去ると、信者らもとぼとぼと彼の後を追った。
「これで少しは平和が戻るか」
モーゼは安堵して港に馬を走らせようとして彼らに背を向けた。
「うっ」
激しい痛みが彼の背に走った。
振り向くとルカウの信者らが弓を一斉に打ってきた。
「あまいな」
ルカウは腹をかかえ、大きな笑い声をあげた。
「くっそう」
モーゼは矢を抜きながら落馬して、砂丘を転がり落ちた。
「とどめを刺せ!」
信徒達が砂丘の縁に並ぶと大きく弓を引いた。
「これまでか」
モーゼは目を閉じた。
「ぎゃー」
引け引け引け!
「一人残さず討ち取れ!」
ラムセスの声だった。
ほどなくして、兄のラムセスがモーゼのところに駆けつけた。
「モーゼ、しっかりしろ」
「兄さん」
「ルカウは討ち取った」
「死んだのか?」
「いや、まだ息はある」
「奴のところに連れて行ってくれ。訊きたいことがあるんだ」
「わかった」
ラムセスは弟モーゼを、息も絶え絶えのルカウのところに連れて行った。
「ルカウ、ティアの呪を解け!」
「それは無理だ。王女にかけた呪いはわしが死んでも切れない」
「なに!」
「わしは魂と引き替えにセトと契約したのだ」
「セトと契約だと」
「わしが死んでもセトが王女を呪うのだ」
「貴様という奴は」
モーゼがルカウの襟首を掴もうとするとルカウは息絶えた。
「なにがアテン神の教祖だ! セトと悪魔の契約を交わした邪悪な魔術師め!」
ルカウが死ぬとアテン教徒らは恐れおののき、パニックになりながら姿を消した。エジプト人に成りすまして不法入国していたヒッタイトの兵達も、巨大地震とラモーゼ率いる軍団との戦いで壊滅した。
「アルウ……」
モーゼはアルウとティアが心配になり、矢で負傷した傷の手当てを済ませると、すぐに二人の後を追った。
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