第2話 G.O.Fの説明

 G.O.Fとは株式会社Omexが開発したマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム、通称MOBAというゲームだ。いまも人気が高まって行き、MMORPGと並ぶ世界的なスポーツ、e-Sportまで登ったゲームだ。

 プレイヤーは二つのチームに分かれ、味方5人相手5人の対戦アリーナ。各プレイヤーは一人の英雄およびキャラクターを選び、操作しアリーナの中でチーム対戦をする。

 勝利条件としては相手の本拠地にある『ネクサス』、大きなクリスタルを破壊する事。

 敗北条件もその逆で自分たちの本拠地にある『ネクサス』が壊れることだ。

 アリーナ―は分かりやすく、四角い大きな領域になっている。

 まず、初めに左下角と右上角に本拠地の『始まりの泉』英雄が初めて登場する場所、つまりリスボーン境地になっている。

 自分のチームが左下角か右上角、どちらかになるのかはランダムだった。しかし、どちらになってもゲームの有利には関係なく。ただ、始まり拠点を決まっているだけであった。

 『始まりの泉』は英雄のリスボーンだけではなく、回復にも使える場所。もし、英雄の体力が減った時にこの『始まりの泉』に戻ることで体力が全回復される。

 『始まりの泉』に数歩(英雄視点)離れると大きなクリスタル『ネクサス』が存在している。ゲームに最重用な役割をもっているオブジェクト(破壊出来る物体)であった。

 『ネクサス』の周囲には『タワー』が三つ周りに囲んでいる。『タワー』とは範囲に入ってくる敵を攻撃するオブジェクト、本拠地から敵を守る役割を持っている。防壁の役割を持っているオブジェクト。敵が侵入することを阻止しているものだ。

 この周囲『タワー』は二重に配置されてあり、惑星の軌道のように円に囲っている。この二重配置されている『タワー』を突破しない限り『ネクサス』にたどり着くことはできない。

 次に『タワー』歩むと大きな三つの道が大きく分かれている。その道は敵の本拠地向かうための道だった。この三つの道は『レーン』と呼ばれ各『レーン』にも名前が付き『トップ』『ミッド』『ボトム』と呼ばれている。『トップ』は画面から見たら一番上で交戦が始まる場所。『ボトム』はその逆で、一番下で交戦が始まるのは『ボトム』。そして、中央の道、中央で交戦するのが『ミッド』と呼ばれる。

 交戦とは、英雄同士の戦いはもちろん。そのほかに『ミニオン』と呼ばれる交戦もある。この『ミニオン』はある定期で自分の『ネクサス』から召喚される雑魚兵士。各レーンに自動に行き敵の本拠地、『ネクサス』に向かい、敵に遭遇すると攻撃をする。からくり人形である。

 『ミニオン』で交戦は定期的にあることだ。『ミニオン』同士はある意味互角の戦力があるため、最終的には一方の『ミニオン』が一つか二つ残るが『ネクサス』に向かう途中の圧倒的の力を持っている『タワー』の攻撃で倒される。

 英雄の役目はこの『ミニオン』と共に相手の『タワー』を破壊し、『ネクサス』へと向かう事。

 しかし、序盤のときはレベルの関係で英雄は『タワー』に立ち向かうことはできない。英雄のレベルを上げ、スキルを開放し相手の『タワー』を破壊し、勝利目的、相手の『ネクサス』を破壊する。

 レベル上げるためにはやるべきことは一つ。それは敵を倒す事である。この敵とは、敵の『英雄』はもちろん敵の『ミニオン』や『タワー』も対象に入っている。  

 無論一番経験値がよく得る方法は敵の『英雄』を倒す事。そのため容赦なく序盤から英雄を狙うのはおかしくはない。しかし、注意しなければならない。敵を狙いすぎて自分がやられる可能性もある。

 『レーン』以外の道、つまり『レーン』と『レーン』の間にはまた未知な領域が存在する場所を『ジャングル』と呼ばれる。『ジャングル』はショートカットに使う事や、英雄の奇襲にもなる場所でもあるがその中には中立なモンスターが存在している。『恐竜アレクス』『蛇族ヴァゴン』『森のゴブリン』。それが中立モンスターだ。

 中立のモンスターは誰にも攻撃することなく存在している。ただ、英雄が中立モンスターを攻撃するとこちらにもが反撃する。中立モンスターを倒すと、一定時間中立モンスターが居た場所に立つとその場所を占拠する。そうする事で倒された中立モンスター蘇り味方となり、『ミニオン』扱いで敵の本拠地に向かう。

 注意すべきことは一つ、中立モンスターは序盤で倒せる相手ではない。仲間を集めて攻略することがお勧めである。

 中立モンスターの戦力は一般『ミニオン』と比べるとやや高めである。『タワー』を倒すことはできないが戦力としては期待出来る。その中でも大型中立モンスター『ボス』といわれるものもいる。『ボス』は圧倒的に戦力が高く、『英雄』以上の戦力を持っていると言っても過言ではない中立モンスター。無論『タワー』も破壊出来るでしょう。一気に戦場を逆転する事もある。

 そんな戦闘力が高い『ボス』は一人で攻略するのは絶対不可能だ。終盤になっても一人で攻略できない可能性が高い。言わずともこのゲームに置いてはチーム戦が常識だ。決して一人で戦えるものではない。

 次は英雄の事を説明しよう。英雄には二桁もある英雄がこのゲームに存在する。無論各英雄にも異なった特徴がある。ここでは各英雄の紹介を割愛する。ここでは英雄のポジションを説明しよう。大きく分けて三つの種類がある。『アタッカー』『タンク』『サポート』が存在する。

 『アタッカー』は名の通り、攻撃を重視した英雄。まれに素早い攻撃を持つ英雄か、遅い速度で強力の一撃を入れる英雄か長距離で援護する英雄、様々ある。しかし、主な役割としては攻撃役である。

 『タンク』の源吾は英語のTankをそのまま使った言葉。意味は『戦車のように硬く』。ようするに攻撃を受ける側のために体力が高い鋭意役。具体的に言うと戦場に置いては前線に立つ、見方を守る役割だ。プレイやすいため初心者にはお勧めな英雄。

 『サポート』は名の通り、支援を重視する英雄。攻撃に特化するもの英雄ではないため敵にダメージを与える手段は少ないが味方への支援や回復を務め役であった。つまり『アタッカー』や『タンク』を有利にするために存在する英雄。

 以上がG.O.Fの概要説明になる。MOBA、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲームのプレイヤーであれば基本とは変わらないものだろうが、このゲームには少しギミックがある。

 英雄には伝説というものがある。その伝説を使いこなせるか?

 その伝説を使い、神話に語られる伝説をG.O.F内に再現されるのだ。

 G.O.Fをプレイしているときは難しいことは考えなくていい、ただMOBAゲームの基本を理解すれば充分。

 もしも、MOBAをより簡単に説明すると『チェスと同じくに双方には5駒が盤で戦いを繰り広げる。しかし、ここでチェスと違うのは、駒は自力で移動することだった』

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