第8話 小さな命
麓までの道は綺麗に雪解けされ
見上げる山は真白で
ここからはアイゼンをつけての旅になる
辿り着いた雪原の雪を
しっかりと踏み締め
シートを敷き
テントの中へ更にシートを敷き
寝袋に半分身体を埋めて暖を取る
フラスコからシングルモルトを口に入れ
ガス灯に火を入れると
小さな部屋の中は赤く染まる
バーナーの上の器から白い湯気が立ち上り
暖かい食事に感謝する
外へ出て
改めて雪原の上の
小さな明かりを灯すテントを見ていると
生きる意味よりも
生きていることを感じる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます