第5話 冬のレシピ
暖かくした部屋の窓から眺める景色は
窓が曇っていて外の世界と遮断されているよう
今夜の食事の為に
大きな鍋に皮を剥いたじゃがいもを四つ切りにして入れる
玉ねぎや冷蔵庫にある野菜を入れて
お肉は少なめに
ぐつぐつと煮込む
市販のルーを入れて
もう一度ぐつぐつと煮込む
待つ間に改めて外を見ると
白く曇っていた窓は
鍋から出る湯気で水滴になり流れている
凍えるような冬の日は
暖かいシチューがいい
外はシチューよりも白い
透き通るような銀色の世界
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます