4月2日 怒り

怒りに似た感情を抱いた。僕がどれだけの時間、いや、まるでこれまでの人生もこれからの未来もすべて含めて向き合っているこの中身を知りもしない癖にと。ワンオクターブ高い声で言う「すごいですね」なんて意義ごとないですね。傾聴と同調を履き違えてるって誰か教えてあげなかったのかい。


知らなくていいよ、知らないまま鼻高々でいればいい、知らないまま適当に煽てておけばいいと思ってるならそれでいい。僕のプライドの熱に直接触れたことのないあなたになにがわかるものか。なにひとつ期待なんてしていない。すきなだけ僕と僕ら全員の才と誇りを嘲笑すればいい。そうして来る日には、その高慢ちきに高くした鼻を、実力で圧し折ってあげるだけだから。

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