第43話
それを聞いた俺は一つ思いつく職業があった。日本の戦国時代、情報を集めながら敵を抹殺し、自軍に勝利をもたらす者たち。忍者である。さて、忍者を目指すとしても何を取らせれば良いのだろうか。こう言う時こそ、お前だろ手を貸して貰おうか闇の神よ。
『はいはーい、神使いが荒いわねガズィ君は。あなたに呼ばれて出てきたデトナトゥスですよ〜。知りたいことはゴブリン忍者を目指す方法だったわね。ん〜、ゴブ助君に足りないのは暗殺技術とそれこそ忍術じゃないかな?ガズィ君の選択肢は悪くないわよ。忍者自体この世界では少ないし、この系列は上がれば上がるほど全体としての強さが際立ってくるのよ。じゃあ、楽しみにしてるわね!』
このセリフを伝えられるまでの時間はなんとわずか1秒にも満たない時間だ。俺とデトナトゥスが繋がる時はその内容によって変わる。今回のようにお告げの形をとる時は一瞬、夢や意識だけを飛ばして精神体として相対する時は時間がかかるらしい。(割と今考えた設定)
「ゴフ助には忍者というものになって欲しい。これはゴブ助が望む姿になるために必要なステップだ。ランクが上がるほど絶大な力を発揮する(らしい)。」
「お任せいたします。マスターを死ぬまでお守りいたします。」
死なれたら困るんだけどな…と苦笑しながらも暗殺術、暗闘術、忍術を各3ポイントで取得。そうすると新たにゴブリン下忍の職業が出てきていた。迷わずこれを選ぶと、ゴブ助は他の二人よりも頭一つ分小さく小柄だが、顔つきは同じように人型に近づいて進化した。髪の毛は角刈りといった様子で一番変化が小さいかもしれない。
「よし、これで三人ともランクアップが完了したな。改めてみんなのステータスを見て新スキルなどに振っていくか。」
まずはゴブ太
ゴブ太
ゴブリンブレイバー
レベル1/30
体力500
魔力250
力300
敏捷130
知能150
硬さ100
身体スキル 剣術lv3 槍術lv2 棒術lv2 剛力lv1 金剛lv1 指揮lv3
魔法スキル 火魔法lv1 光魔法lv1 雷魔法lv1
生活スキル
特殊スキル 成長限界解放 勇者の証lv?
ステータスポイントは満遍なく上がり、スキルは雷魔法と光魔法を習得させた。これによってゴブ太のスキルポイントは使い切ったが汎用性も上がり、俺の思う勇者像にも近づいた。次はゴブ蔵だが、進化前にポイントを使い切ったため今回はステータスだけをみる。
ゴブ蔵
ゴブリン賢者
レベル1/30
体力200
魔力450
力20
敏捷80
知能300
硬さ50
身体スキル 思考強化lv5
魔法スキル 火魔法 lv3 水魔法lv5 土魔法lv5 風魔法 lv3 魔力回復速度up lv2 魔力量up lv1 魔力使用効率化lv3
生活スキル
特殊スキル 成長限界突破
賢さと魔力が上がり、それに釣られて思考力強化と各属性スキルのレベルも引っ張られて上昇している。思考力強化に伴い魔力使用効率化もレベルが上がっていた。これはゴブリン賢者の特性のようだ。そして、最後にゴブ助だが、
ゴブ助
ゴブリン下忍
レベル1/30
体力300
魔力80
力70
敏捷400
知能130
硬さ50
身体スキル 気配探知lv1 短弓lv3 剣術lv3 隠密lv2 身体強化lv2 罠術lv1 軽業lv3 暗殺術lv1 暗闘術lv1 忍術lv1
魔法スキル 風魔法lv1 土魔法lv1
生活スキル
特殊スキル 成長限界突破
敏捷が大幅に上昇した以外は控えめになっており、特にアドバンテージとなる種族ランクアップボーナスのようなものはないようだ。
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