第20話 こんな世の中にはしたくない
今日(令和4年7月8日)、皆さんもご存知のことと思いますが、元総理大臣の安倍晋三さんが選挙演説中に銃弾に倒れました。このエッセイを書いている段階では死亡の情報が入っていないので、懸命な治療がなされていることと思われます。
岸田総理大臣の会見を見ましたが、今は祈るしかないとおっしゃっていました。
私がこのニュースを知ったのは昼過ぎのことでした。職員室へ戻ると、いつもはつけられていないテレビがついていました。始めは台風の情報か何かと思いパソコンに向かったのですが、「大変なことが起きましたよ」と同僚に声をかけられました。
その事件の内容を知り言葉を失いました。
『元総理を、白昼堂々、銃を使い、公衆の面前で、殺すつもりで、撃った』
このキーワードはひどいですよ。残念ながら殺人事件や殺人未遂は日本中で毎日のように起きているのかもしれません。しかし、街頭演説中にこれをやってしまった元海上自衛隊の男。安倍晋三さんを殺さなくてはならないくらいの思いって何だったのでしょうか。人を殺していい理由はないと思っていますが、動機を知りたいです。
私たちの社会は信用で成り立っています。宅配便の人が来たら玄関を開けますし、道路の信号だって青の時は直進して進みます。それを当たり前と思って生きてきましたが、それを脅かすような事件となってしまいました。
うちの長男は高校生なのですが意外と政治に興味があります。一丁前に政治家に対して愚痴を言うこともあります。討論番組が好きで、YouTube配信もよく見ています。そんな長男は、この事件に対してどのような感想を持つのだろうと直ぐに考えました。
実は先ほどLINEが来たんです。
「安倍さんどうなる?」(長男)
「こんな死に方はかわいそうだよね」(私)
「奈良行って助けるか?」(長男)
短いLINEでしたが、普段LINEなんて私に送って来ないのに、長男もビックリするほどのニュースだったのでしょう。
このニュースは数日間続くものだと思います。職場の学校や自分の子どもにも少なからず影響があることと思います。
この事件の話題になった時どんな言葉を子どもたちにかけようか、今から少し考えなくてはなりません。
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