第18話 ブラック少年団



 ブラック企業と言えば、


『長時間残業』

『休日出勤』

『有給休暇なし』

『残業代未払い』

『パワハラ』

 

 などなど、現代社会の闇と呼ばれるものの1つでしょう。


 今回のエッセイはブラック企業ならぬ、ブラック少年団についてです。もうかれこれ、9年間も所属しています。(地元の野球少年団です!)


 先に言っておきますが悪口ではないんですよ!だけど、疲れるんです。親子共々、月曜の朝はですよ。


 好きでやっている少年団活動ですが、休みが週1です。しかも平日ね。簡単に1日の流れを説明するとこうなります。


 次男16時学校から帰宅 17時~19時半まで練習

(私→16時半に練習場へ送る→監督が来るまで見守り、監督来てもつい練習を見てしまう)


 次男と私19時45分 練習場から帰宅

(息子→風呂 私→ごはん支度)


 こんな調子で1日があっと言う間に終わります。土日は試合や練習試合が入ってくるので、朝4時に起きて弁当を作り、5時に家を出ます。


 北海道は広いので、試合がある球場まで120キロとか平気であります。皆さん知ってました?野球の試合って、試合前に1時間半くらいアップをするんですよ!!


 スポーツをやられていた方は当たり前だと思っているでしょうが、私にしたらビックリです!


 だって、めっちゃ走ってノックうけて、遠投して、ストレッチして……、もう私ならそこで終わりですが、子どもたちはそこから2試合します。


 おおむね3月から9月まではこんな生活をしているブラック少年団です。昔の体育会系の部活や少年団のように、暴力を振るう監督やコーチはいませんが練習時間が半端なく多いのが、ブラックかなぁ……と思っています。


 さらに、「疲れたら休んでいいよ」と監督は言ってくれるのですが、ケガもしていないのに休む気になれないのが現実です。


 やっぱりレギュラー争いありますからね。


 長男は高校生なので部活と言っても親はノータッチです。しかも、コロナ禍なので、試合も無観客で行われています。


 こんなに辛い少年団活動の話を書いてしまいましたが、いいこともあるんですよ!それは、四六時中一緒に過ごす親も含めたメンバーの絆が強いと言うことです。友情と言うよりも絆かな。小1からずっと一緒ですからね。わが子のように成長を見守っています。


 遠くの親戚より近くの他人とでもいいますか、皆に支えられて少年団活動をさせてもらっています。


 最近のバットは4万円前後しますし、お金もずいぶんとかかるのが現状ですが、子どものやりたいことを全力で応援できる今の環境に感謝しています。


 (その恵まれた環境を子どもたちには、いつか分かってもらいたいな)



※最後に一言! 近況ノートにも少し書いたのですが、最近雨が降りません。野球をやっている子は大雨が降ると大喜びです。と言うか、私も嬉しい。理由は1つ、泥だらけの練習着の洗濯をしなくてすむからです(笑)

(排水口つまらないか、実はドキドキ)




 

  

 

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