第30話 でるか!?ダブルスロット!

さて、早速連戦をしていくわけだが、ドロップ率が上がったとて、簡単に出るわけではない、さらに言えば確率が200%になったとしても二つ出るわけではないし、出るものは4分の1だ。例えば今回のものであれば、ウォッチャーのドロップ品は壊れたネジが50%、壊れた歯車が40%、機械仕掛けの箱が5%、潤滑油が5%である。潤滑油は乗り物が出た時に使えるのだが、ただの娯楽要素なので気にしない。

さて、今回の場合確率は全てに100%されるので全てのアイテムの確率は100 %を超える。この場合、4分の1の確率で機械仕掛けの箱が入手できるのだ。そのため、普通のドロップ品が集められなくなってしまうのだが、こいつのドロップ品の壊れたネジと壊れた歯車を使って装備を作ることでドロップ率の調整ができる。効果はレアドロップが出なくなる代わりに第一泥、第二泥が稀に多く出る。という効果である。この稀に、にも、ラックは適用されるため、この装備を使えば第一泥、第二泥は量産できる。

今日はあかりもいるため狩りの効率はかなりいい、パーティーメンバーの倒したモンスターの経験値やドロップ品は同じマップにいれば共有されるため素材狩りの際はパーティーが推奨されるのだ。

あかりはラックがまだまだ低いのでスロなしが出たらラッキーだな。

俺たちはその日の夜まで狩り続け、レベルは1上がり,箱の数は302個、確率で言えば75個くらいは近代の機械時計が出るであろう。そしてダブルスロットだが、、もちろん3分の1の確率ででるので、、、とはいかないのだ。

ラックが適用されているのは箱から出る時計の確率。つまり、近代の機械時計が出る確率が4分の1でも、それがダブルスロットである確率は3分の1ではないのだ。

その日はボスの討伐などで時間がかかってしまったため次の日は朝から晩まで狩りをするつもりだ。もちろん目標は箱4000個、モンスターの数で16000体だ。そして今日は槍ではなく、弓を装備してきた。弓のスキルにソウルアローというスキルがあり、そのスキルは自身のHPを使うことで発動できる範囲攻撃スキルなのだ。さらに回復薬を大量購入してきたのでかなりの効率が見込める。アカリには刀のスキル、八咫烏を覚えてもらった。これは一度の斬撃で8回切ることができる。これもかなり効率が上がるはずだ。

早速まずは昼まで、ご飯を食べて18時までやった時点で4000箱を達成した。ちなみにあかりは自身のラック分しかないので確率はそれほど上がらず、箱は812個手に入れた。

俺たちは街に戻り雑貨屋の前で箱を開けては店で売ってを繰り返す、、あかりが残り51箱のとき、あかりは1スロの中世の機械時計を手に入れることができた。残りは壊れた機械時計とスロットなしのものばかりであった。

そして俺はというと、たくさんスロットなしやスロット1のそれぞれの時計が出てくる。

こい、、こい、、こい、、こい!!

そして残り3つ、、、開けた時に箱から光が溢れる。きた!確率がとても低いものが出た時にでる演出、確認すると、、、古の機械時計 スロット2

んー、、、笑ありがたいんだが、、うん、まぁよしとしよう。これから魔法メインで戦わなくてはならない場所もあるのでいいだろう。そして残りの2個を一気に開けると、えっ、、、二つの箱から光が溢れ、中世の機械時計、近代の機械時計のスロット2がドロップした。

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