【 1日目 】
夜遅くまで塾で勉強後、電車で家に戻る途中、少し何やら気分が悪くなってきていた。
家に到着する頃には、熱が上がってきているのが自分でも分かったため、早速体温を測ってみる。
ピッ『38.5度』
案の定、熱が出ていた。しかもこんなに早く副反応が出るなんて。
皆の話では、次の日に熱が出たと言っていたが、私は若いということだろうか……。
友人たちの2回目のワクチン接種後の話を聞くと、「次の日にインフルエンザにかかり、その次の日には何事もなく治っている」という非常に分かり易い表現で教えてくれた。
なるほど、そういうことかと私も理解をしていた。
それならば、今は熱が早めに出てはいるが、明後日には、何事もなくケロッとしているんだろうとこの時の私は安易に考えていた。
しかし、その考えは、この後の壮絶なコロナとの戦いで、完全に甘かったことを私は思い知ることとなる……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます