【十】失恋白雪姫

昔々のお話です。

肌が雪のように白く、唇はバラ色、髪はツヤツヤの白雪姫が生まれました。

お母様が死んで代わりに新しいおきさきが来ました。

お妃は自惚れ屋で魔法の鏡に尋ねます。

鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰? 一番美しいのは白雪姫。

鏡が答えたことでお妃は、白雪姫を殺しに手先を送ります。

気づいた家来は、白雪姫を城から逃がします。

そこへ小人たちが現れ、一人の小人が白雪姫に言います。


「白雪姫助けてあげる代わりにオラの嫁になって?」


白雪姫はその言葉に愕然としながら答えます。


「王子ちがうのかーい! って、なんで小人に告白されるんよー! 小人はチビだから嫌い!」


すると小人は言い放ちました。


「だったら毒リンゴ食え!」


「お前仲間ちゃうんかーい! 食べるか!おばか! 王子はまだ?」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る