ASMR ねぇこれ本当に大丈夫?

『ふ、ふぅ…危ない尊死するところだった…』


『それは激しく同意です…』


『ねぇ!二人とも大丈夫!?』


『『大丈夫だ問題ない!』』


正直結構やばかったけどなんとかなった

尊死するときってこんな感じなんだなぁ尊死しそうって言ってる人の気持ちがわかったような気がする


『お次は常影君の番だよ!』


お!ようやく俺の番が来た


『よし!頑張ります!』


『がんばれー!』


『常影君にはこの台詞をイケボで読んでもらいます!』


【これは女性リスナーさん歓喜】

【ASMRのイケボは死者続出】

【流石神楽、ASMRのプロは分かってらっしゃる】

白川モカ【イケボと聞いて来た】

【イケボハンターが来とる!】


イケボハンターってなんだよ、聞いたことねぇぞ!

スッタフから台詞が書かれた紙を渡された


『え、え~これ読まないとダメ?』


『当たり前じゃない!二時間かけて考えたんだよ!』


『大丈夫!常影君ならいける!』


これで引くわ~とか言われたら悲しいよ!流石の俺でも凹むからね

とゆうかこれに二時間かけたのかよ…


『え~では行きます…』


『ごくり…』


『いつもお仕事お疲れ様、頑張ったね~あ、愛してるよ』


『きゃーっカッコいい!』


『これは中々凄いのがきたね…』


50000 白川モカ

【無言上限w】

白川モカ【て、手が勝手に…】

【…】

【あれ?なんで私宙に浮いてるんだろう?】

50000 秋原楓

《最高だけどこれに二時間かけたの?》


『どうだ!凄いだろ!私の二時間は!』


『普通の人ならかかっても五分くらいだと思うんだが…』


『うん、私もそう思う…』


『な、なぜだ!漫画で見つけた胸キュンワード折角思い出したのに!』


つまり思い出すのに二時間かかったわけだ…なんか凄いな色々と


『も、もう!じゃぁ次は先輩の私がお手本を見せてあげる!』


【イヤホン装着完了】

【イヤホン推奨令】

【おっと…イヤホンどこだっけ?】

【皆どうしたの?】

【大人しくイヤホン付けとけ、周りに人がいたら気まずくなるぞ】

【俺レベルになるとテレビに繋いじゃう】


待って!この人は何をするつもりなんだ!


『先輩?垢バンだけは勘弁して下さいよ?』


『大丈夫さ~友達に教えてもらったやつだから安心して!』


『友達誰かによっては身構えないと…』


『じゃぁスタッフさん!』


すると一人のスタッフの方が俺達三人の前にみたらしだんごを置いた


『ん、団子?』


【やべぇイヤホン間に合えぇ~】

【テレビ勢乙】

【ねぇどうしよう、家族にVTuber布教したくて見せてるのに…】

【家族皆で見てるの!?気まず!】


どうしたんだろう?なんで皆みたらしだんご見ただけでそんな慌ててるんだ?


『まず、常影君どうぞ!』


え?俺?さっきお手本見せてくれるって言ってたのに?


『じゃぁ、いたきます…はむ…ん…美味しいっすよこれ?』


【なんとか回避したな】

【ちょっと残念かも】

魚崎海【よかったね常影、君は無事だよ】

【あ!寝占スイちゃんの相方だ】

【経験者来てるじゃんW】


『海久しぶり~、でも無事ってどうゆうこと?』


『次はコロンちゃんどうぞ!』


『うぇ!わ、私!?じゃ、じゃぁいただきます…はむ…ん…ん…』


あ、これ分かった色々とまずいやつだ、主にチャンネルの方で


『くぅ~いいねぇ完璧だよ!流石私の後輩!』


『ん…どうでした?しっかりできてました?』


【無邪気な子供みたいだな】

【実際子供みたいなもんだから…】

【だ、大丈夫子供の食事風景だと思えばいいから】

【そ、そうだよな…子供だ!】


『今子供っていった人名前覚えたよ』


え!?怖いって!今までで聞いたことない位の声聞こえたぞ!?


『はい、二人ともありがと~ってことで私が最後に真のASMRを聞かせてあげるよ』


『あ、身の危険を感じるので結構です』


『じゃぁいくよ~んっ…はん…ペロ…ん…』


よくこれマネージャーさん許したな

そう思ってると誰かのスマホが鳴る


『ん…まねちゃん…ん』


あれ?マネージャーさん


《神楽ちゃん?次はないっていったよね?》


この人許可とって無かったんかよ!

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