秋の月夜

月に兎が棲んでいる


そんな事が迷信だという事は

いつかの時点で知っている


それでも秋の夜の満月は

月には兎が棲んでいる


それは『かもしれない』と

曖昧なニュアンスでもいいから

何となく信じたくなってしまう


そんな気持ちにさせるのです

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