片側の繋がり

いつも歌を聴いている君

とてもそれが気になる僕


どんな歌なのかと僕なりの勇気で

尋ねてみたら

ほんの少し切ない歌が

君の手渡してくれた

片側だけのイヤホンから流れてくる


その切なさは歌の中のもの

僕のものではない

けれどこの今の思いは

歌に映し出されて

歌に移したくて仕方ない


イアホンの繋がりが

心の繋がりであって欲しいと

どこかで願っている自分を否定できない


この曲の終わりが

僕の勇気の始まりになることを

僕だけが知っている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る