第3話食事

駅に着いた

駅に着いた

もう夕日が綺麗とか

どうでもいい、

めちゃくちゃ綺麗だな夕日

だけど、どうでも良い



佑月?



は?

居る?


夕日、好き?

私、夕日ついつい見ちゃうよ。


あ、そうだよね


夕日より全然綺麗だあ

写真撮りたい。

遠くからも撮りたい。



あ、梨花行く?


うん。


パンツスタイルにヒール

写真撮りたいー。


佑月お店どこにする?


あ、モデナにしようと思うんだけど。


モデナ?高くない?

コース料理だし。


あーでも、あんま店知らなくて、


私も店あんまわかんないや。


佑月?

私コースって、食べ切れないんだけど

勿体無いから残りって食べれる?

人が手を付けた食べ物食べれる人?


あ、大丈夫、俺結構食べるし。


なー梨花の食べかけを食べる日がくるとは、間接キス

歯みがけなくなるわ。


残して平気だよ

モデナでいいかな?


うん、佑月がいいなら。



食べてる所も可愛い。


あのー梨花の写真撮っていいかな?

うん、いいよ。

あ、デザートの時がいいな、

可愛じゃん。


そうだね。


デザートなんて映らなくていい、めいいっぱい梨花でお願いしたい。


デザート綺麗だよね?うん。


佑月?ごめんお肉食べきれないや

食べてくれる?


うん、いいよ。


来たー

いただきます。

最高に美味い泣きそうです。



あーほら、佑月!デザートすごい可愛よ。


うん。


言ってる梨花が可愛いですけど。


写真撮ろ?


あ、こっち向いて梨花?


え?佑月も一緒に、ほら

取るよー!


撮れた写真の俺の目線は梨花を見てた。


よし、でようか?


それにしても、梨花食べる量すくないな。

ダイエットする身体じゃないし。

大丈夫なのかな?


どうする?コーヒーでも飲みに行く?


梨花が時間平気なら。


じゃあ行こう。


コーヒーって落ち着くよね。

佑月って誕生日いつ?


俺??

そういえば、今月末だ28日


え?本当?なんか欲しいものある?


俺が欲しいもの?

梨花が身につけてる物しか浮かばない

梨花の使ったハンカチそれほしい。

いや梨花自身が欲しい

いや童貞を

だめだ。梨花の使ってる?梨花とお揃い?


佑月?佑月?聞いてる?

欲しい物ないの?


お、やばい、妄想に走ってた。

リアルを放置して、俺はなんて馬鹿なんだ。


佑月ー?疲れてる?


は?全然。


さっきからぽーとしてない?


あのさ、梨花、俺、妄想の生活してたから

リアルに前に本物がいる事にまだ、ついていけてなくて、欲しいものなんて。

梨花が佑月って呼んでくれる声録音したいくらいなわけよ。もう、何食べてるのかわかんなかったから。料理。

梨花が綺麗で可愛くて

見てたくて、瞬きもしたくないくらいなんだよ。ごめん。また、気持ちわるいね?


梨花はゆっくり笑顔になって、首を傾げた

ありがとう。


梨花は俺の異常な梨花愛を否定しない。



ってまって、梨花が仕事で同伴したら

いくらするの?


秘密ー


普通にご飯を食べてくれる。

じん、とした。


そろそろ行く?


佑月?コーヒーは私出すね?


え?いいよ。ご飯付き合ってもらって

奢ってもらうなんて。


コーヒー位奢らせて。

佑月が私を笑わせてくれる代金だよ。


尊い、愛しい、愛くるしい。


佑月?誕生日空いてる?


空いてるよ。


お祝いさせて。


え?いいの?


だから何が欲しい?


梨花がいるなら、何もいらない。

俺は本気でそう答えた。


梨花はまた、ゆっくり笑って首を傾けた。


分かった、またね。


その夜LINEに。

ボイスメッセージが入ってた


おやすみ。佑月、ありがとう


俺はすぐ保存した


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