平和について②
はい。もうひとつ答え書いとかないといけませんね。なんか弓チョコ怖いとか思われたら嫌ですし笑
③でも良いのです。
考えの違う者同士、しかし近付いて、話し合って、理解して、仲間になる。これを続けていけばいずれは、皆が仲間になる。
現実的ではありません。拒否をする人も居るでしょう。しかし、『それを目指していく』という姿勢を、私は美しいと思っています。
洗脳と聞けば悪そうなイメージですが、誰だって小さい頃は親に。育ってからは友人に、新しい家族に。大なり小なり洗脳されていますし、自分も他人を洗脳しています。
要は、②と③を使い分けつつ、上手く妥協点を探しながらやっていくしかありません。いつか世界が平和になることを祈りながら、次代に繋いで死んでいくしかありません。そうやってバトンが繋がれてきた訳です。
――
もうひとつ、お話しましょうかね。
『平和にすべきと思われる範囲』について。
AがBに攻め入る形で戦争になりました。Aは圧倒的武力でBを侵略し、支配しました。
この時。平和か否かを答えてください。
否と答えた方は、『範囲』が広い。ABを含めた範囲で考えると平和とは言えませんよね。
平和と答えた方は、『範囲』をAに絞ったのでしょう。A目線で言うと、Bを支配して潤ったので平和ですから。
どちらが正しい間違い、の話ではありません。
この『範囲』。よくよく考える必要があると思います。
家族までか、国か、外国も入れるのか。それはやはり、『人それぞれ』なんです。議論をする場合は、この範囲を決めて共通認識にしないと齟齬が起きますし、はぐらかしや嘘、思想誘導の温床になりえます。
日本は今平和か? この質問の答えも恐らく人それぞれでしょう。
そして最後、④と⑤について。
④絶対に争いを許さず見逃さない、見付けたら即罰則の監視社会
息苦しいと思いますけど、これも平和のひとつだと思いますよ。AIで世界中を監視される社会になるかもしれませんね。ディストピアものの映画にありそうですね。夕食の献立に文句を言った瞬間に射殺、みたいな。パラノイアかな。
⑤相互不可侵
双方が合意しないと実現しないので却下気味ですけどね。北センチネル島の例がありますが、それを全世界に当て嵌めるのは無茶でしょう。
因みに、根拠のない『皆仲良く』は不可能です。前提として『色んな考えの人が居る』なので、仲良くしたくない人が居ますから。その前提の上でどうすれば実現するかを説明しています。
今回はこのくらいにしようと思います。
何が平和で、どこまでが平和で、目指すべき平和とはどのようなものなのか。その線引と定義付けは誰がするのか。どれだけの人がそれで納得するのか。反対意見をどうするのか。アンチはいつだってどこにでも湧きます。
私も『色んな考え』の内のひとりなので、絶対の解答なんか持っていません。
まとめましょう。私の世界観では、平和とは、『考えの違うものを排除すること』です。この『排除』には、説得や理解、洗脳、友好が含まれます。『もの』には、人だけでなく考えが含まれます。
まあ、お互いが平和を望まないと平和にはなりませんけどね。一方が拒否をすればもう終わりです。説得の余地無し。
そりゃ500万年掛かっても無理な訳だ。結局は考えの似通った者同士で集まって国を作って、敵に対して自国内の平和を保とうとするしか無いんですから。
今回とっちらかってますね。読みにくくてすみません。久々のエッセイ更新なのでお許しください。
皆、仲良くしましょうね笑
――
「ですから、『許す』と言っているのです。この200年の一切を。私達への侵害と侵略と殺傷を。和平が締結されればもう恨みません。報復もありません。開拓の邪魔も。レゾニアと『大いなる山』を開け渡すことだけはできませんが……この地での作物の育て方の指導もできます。共に、生きることは」
アンビエンテの深愛
『レゾナンス・ファミリアの約束』
『その5』より
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