華佗の書・・赤き半身半馬 赤いケンタウロスが謡う
のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます
第1話 蘇る赤兎馬 桜の中を駆け抜ける硝子のような・・半身半馬の娘
人でにぎわう 桜の並木 いつも通りの街の風景
そんな桜が咲く中で 走り去るのは 古代中国服を思わせる着物を着た
赤い硝子・・
水晶かガラスのようなもので出来た半身半馬・・人間の上半身は 綺麗な黒髪の娘
彼女の深紅の瞳が輝く
桜の並木には駆け抜ける音が響き渡る
「なんだあれは!」「ちょとお 何よお」「スマホ、スマホで写真を・・」
人々が口々に騒ぐ
だが、やがて 高々とジャンプすると 空に溶け込むように消えた。
ざわめく 驚嘆した人々の驚きの声だけが響いていた。
東京・・ビルの一室 数人の者達が忙しそうに
宙に投影された幾つもの画面を見ている 此処は警察機構の中にある 特別な部署
「ガラスの下半身は馬 赤いケンタウロス・・レッド・クリスタル」
「香港 台湾 福岡・・出現場所はランダムですね」「そのようだな」
「まったく、あれは一体・・上の者達は何かを知っているようだが?」
「長官」秘書の松崎凛子が声をかける
「あ、お茶か すまん」「資料もこちらに」B5ぐらいの小型タブレットが
手渡される
「梅樹長官」部下の一人 男が声をかけた。 「どうした!」
「また出現しました」 宙に浮いた画面が拡大して 映し出したのは・・
馬の下半身は硝子か水晶のクリスタル
デパートのエスカレーターを人を避けながら駆け抜ける 赤い硝子
ガラスで出来た馬 顔がぐにゃりと変形すると 女性の顔に代わり 上半身は人となる 綺麗な造形の女の身体に・・
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